総額(税込)
¥24,860
作業時間
約70分
お預かり
6営業日
リアタイヤ交換の作業前に車両全体を確認したところ、マフラーから明らかな排気漏れが発生していました。マフラーを取り外そうとしたところ、ステー上側のフランジボルトが完全に固着しており、これ以上力をかければボルトが折れると判断。固着解除の追加作業についてご説明し、お預かりでの対応をご了承いただきました。
また、排気漏れの根本原因を調べると、シリンダー下のマフラー取付ボルトが1本紛失、残る1本も緩々の状態でした。密着が失われたことでガスケット周りから排気ガスが漏れていたことが判明しました。
バッテリーの電圧を測定したところほぼ0V。試しに新品バッテリーを接続したところ、セルモーターが正常に回りエンジン始動を確認。バッテリー交換もあわせてお見積もりをお送りし、ご承認をいただきました。
固着したボルトを外すにはバーナーで炙る必要がありますが、周辺にはメインハーネス(電気配線)が通っており、そのままでは熱で損傷するリスクがあります。そこで、まずファンカバーを取り外して作業スペースを確保し、ハーネス側には鉄板を当ててガードしてから炙り作業に入りました。
手順は「ラスペネ(浸透潤滑剤)を吹く → バーナーで炙る → 冷却スプレーで急冷」を繰り返し、ボルトと母材の熱膨張差を利用して固着を少しずつ緩めます。焦らず地道に作業を続けた結果、ボルトを折ることなく無事取り外すことができました。
固着ボルトを無理に回すとボルトが折れ、折れた部分を取り除くエキストラクター作業が別途必要になります。ご自身での判断は難しいため、お気軽に原付市場にご相談ください。
マフラー取付部のボルト4本・ガスケット・グロメットはいずれも再使用できない状態でしたので、部品が入荷次第すべて新品へ交換しました。
新品ガスケットとボルトで確実に締め付け、排気漏れが完全に解消されたことを確認しました。
もともとのご依頼であったリアタイヤを交換しました。エアバルブも同時に新品へ交換し、空気漏れのリスクを排除しています。タイヤ交換後は空気圧を規定値に調整して作業完了です。
電圧がほぼゼロまで低下したバッテリーを社外品の新品へ交換。交換後にセルモーターが力強く回り、エンジン始動も問題なく確認できました。
排気漏れの解消・リアタイヤ交換・バッテリー交換の3点すべて完了。エンジン始動・走行に問題がないことを確認してお引き渡しいたしました。
排気漏れ改善作業 必要部品
Total
お支払い総額(税込)
※作業時間:約70分(部品待ち含む6営業日お預かり)。車両の状態や部品の銘柄によって金額が変わる場合がございます。
今回はマフラー取付ボルトの脱落・緩みが排気漏れの直接原因でした。加えてステーボルトの固着という2次的なトラブルも重なり、部品入荷まで含めて6営業日のお預かりとなりました。
年式が古い車両ではボルトが錆び・固着していることが多く、無理に外そうとすると折れてしまい、修理の難易度と費用が大幅に上がります。「マフラーが急に爆音になった」「エンジンのかかりが悪い」といった症状が出たら、早めにご相談いただけると対処の選択肢が広がります。
マフラー周辺
ボルトの緩み・脱落は排気漏れに直結。異音を感じたら早めの点検を。
固着ボルト
無理に回すと折れます。固い場合はお任せください。専用工具と技術で対応します。
バッテリー
交換目安は2〜3年。セルが弱くなったら早めの交換で突然のエンスト防止に。
気になることがあれば、ぜひ原付市場にお気軽にご相談ください。誠実に点検・対応いたします。