目次
ミッションブローとは
分解洗浄します
駆動系のカバーを外し、駆動系の部品を全て外します。
ミッションケースを開けると、ミッションオイルが出てくるので、ペットシーツを敷いています。
やはり、ベアリングが破損していました。
マフラーとリアタイヤを外します。
クリップを外すと、リアタイヤにつながっていたシャフトが引き抜けます。
ベアリングプーラーという特殊な工具で、ベアリングを全て外していきます。オイルシールも外します。
きれいに洗浄します。
組み立て
新品のベアリングとオイルシールを打ち込んでいきます。
ガスケットもきれいに剥がして、新品に交換します。
元どおり組み立てて、ミッションオイルを補充して完成です。今回はギアの破損がなかったため、ベアリングとオイルシール、ガスケットの交換で済みました。
実際に開けてみるまで、ギアの破損状況は分からないのでドキドキです。
お見積もり
部品代(税込)
ベアリング ¥1,156
オイルシール ¥583
ベアリング ¥1,372
サークリップ ¥281
ワッシャ,コニカルスプリング ¥119
ワッシャ,プレート ¥108
ガスケット,クランクケースカバー ¥626
合計¥4,245
内部の破損状況によっては、以下のパーツも交換が必要な場合があります。
メインアクスルコンプリート ¥7,139
ドライブアクスルアセンブリ ¥7,754
工賃
脱着交換作業工数 2.0h
工賃(@8,000)¥16,000
消費税¥1,280
工賃合計 ¥17,280
ミッションは駆動系の回転数をリアタイヤに伝える役割をしています。リアタイヤが装着されているシャフトが、ミッションの最後のギアになっています。
このミッションケース内のベアリングが破損するとミッションブローを引き起こします。症状としては、リアタイヤを手で回した時に異音が出るようになります。リアタイヤを手で回した場合、通常はクラッチが繋がっていませんので、エンジンのクランクシャフトには動力が伝わりません。ミッションとクラッチのインナーが回転するだけで、駆動系のベルトなどにも動力は伝わりません。したがってこの時点で異音が出ていれば、ほぼミッションの異常と言えます。
最終的にはギアが破損してしまい、リアタイヤがロックすることになります。