目次
ズーマー ブラック ¥189,800
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水冷4サイクル、2007年のキャブレター式モデルです。
整備内容のご紹介
外観など
整備状況
整備1日目ガソリンタンクなど
ガソリンタンク内の錆がひどいため、新品のガソリンタンク取付。
始動確認をして異音はとくにないが、ジェネレータ側からのオイル漏れが酷い。
点検するとステータコイルの奥にあるステータベースのオイルシールから漏れている可能性あり。
ジェネレータを外してステータベースも外してみるとオイルシールは問題無し。
周りのガスケットが伸びてしまっていたらしく、ステータベースの周りからオイル漏れ。
ガスケットは外してみるとハマらないくらい伸びている。
まずはオイルシールとガスケットを交換してみる予定。
ラジエターもゴミだらけだったので冷却水の経路やウォーターポンプ、
サーモスタットも点検必要そう。
ウォーターパイプが簡単に抜けてしまったのでOリングも交換予定。
念の為駆動系側も点検しましたが異常なし。
ガソリンタンク交換
ラジエターの状態
オイル漏れ
ジェネレータ側よりオイル漏れ
フライホイール外して点検
整備2日目Oリング交換など
ラジエター清掃、ステータベースのOリングとオイルシール交換。
サービスマニュアル通りに実施。
オイル入れてジェネレータやラジエターを組むところまでは終わらなかったので明日以降作業。
整備3日目ウォーターポンプ交換など
まずオイル漏れの確認してクランクケースの合わせ面から若干滲んでいました。
綺麗にしてジェネレータ組み付けてウォーターポンプの点検後に再度確認すると、
やっぱり漏れているようです。エンジン割らないとダメそう。
ウォーターポンプは無事なようで綺麗でした。
サーモスタットはヒートガンで温風をかなり当てましたが全く機能していませんでした。
整備4日目オイル漏れ
オイル漏れを確認するとやっぱり漏れていました。
クランクケースの合わせ面からか、ステータベースの下部から漏れているようにも見える。
ステータベースを外して合わせ面を整えて液状ガスケット塗りました。
液状ガスケットが乾いてからオイル入れて漏れの確認して、ダメならエンジンを割る予定。
整備5日目エンジンを分解
オイル入れて漏れ確認。5分後くらいに継ぎ目から漏れ確認。
オイル漏れはクランクの継ぎ目からだったのでエンジン降ろしてクランク分割作業実施。
駆動系側のブッシュ,エンジンハンガーラバーが外れていていました。
おそらくエンジンが暴れて隙間ができたと考えられます。
クランクベアリングやコンロッドは異常なし。せっかくなのでピストンも交換予定。
まずはピストン一式とオイルシールを発注してクランクを組んで漏れが無いことを確認。
その後、シリンダーヘッドの作業に入る予定。
オイル漏れは長期間放置されていたらしく、ゴミが付着してしまってとにかく汚い。
清掃後に合わせ面を整えました。
クランクを組んでオイル漏れなかったらシリンダーヘッドのオーバーホールも行う予定。
整備6日目エンジンOH続き
ピストン一式交換。
サービスマニュアルで確認しながら実施。
クランクケースのオイルシール交換。
もう一度合わせ面をオイルストーンで綺麗にしてから、
リアクランクケースに液状ガスケット塗って組み立て。ボルトは12Nで締め付け。
シリンダーヘッドをバラして清掃中ですが、ここも酷い汚れでした。
整備7日目エンジンOH続き
まずはオイルを入れられる状態にして漏れを確認したかったので、
オイルポンプとカムチェーンと上のガイドを組み込み、ステータベース取付。
オイル入れて数時間は経ちましたが漏れなし。
続いてシリンダーヘッドの各部品の点検。
バルブはカーボンだらけで清掃しても落ちる気配が無いため要交換。
その他の部品は規定値内。ステムシールは交換予定。
シリンダーヘッド内は酷い汚れだったので入念に清掃。
エキゾーストの経路にカーボンの塊がありました。
エンジンハンガーのブッシュとバルブ両方、ステムシールが届けば作業再開予定。
ステータベース取り付け前
ステータベース取り付け後
シリンダーヘッドの汚れ
燃焼室 EX側のカーボン
清掃後
整備8日目エンジンOH続き
バルブスプリング組んで5-56入れて漏れ確認。
6時間程度漏れ無かったのでシリンダーヘッド組み立て。
バルブすり合わせ完了。
整備9日目エンジン組み立て
まずはクランクケースに残されたエンジンハンガーブッシュの枠を取り外し。
ベルトサンダーやリューターで削って取り外ししてもらいました。
ブッシュの圧入はハンマーだとクランクケースが割れる可能性あったので添え木して万力で圧入。
続いて腰下とクランクケース組み付けてセンタースタンド取付け。
ヘッド部分も組んでカムスプロケットを圧縮上死点でマークに合わせました。
タペット調整はシムなのでとりあえずそのまま。
ウォーターポンプの取付けをしようとしたら
シールラバーがかなり劣化していたのでエンジン周辺の作業はここまで。
キャブ清掃実施してガスケットが劣化で千切れたので要交換。
現時点で必要な部品はガスケットセット、シールラバー、スタンドストッパーラバーの3点。
エンジンハンガーブッシュ交換前
エンジンハンガーブッシュ交換後
クランクケース、腰下、センタースタンド組み付け後
整備10日目エンジン組み立て続き
ステータCOMPが届いたので取付け。ファンカバー、ラジエター、ラジエターカバー取付け。
ウォーターポンプも取付してサーモスタットも新品と交換。シールラバーは日曜日に交換予定。
整備11日目エンジン組み立て続き
ウォーターポンプのシールラバー交換。
キャブレターのガスケット交換、パイロットスクリュは既定の2回転戻し。
分離されたエンジンと車体を組み付け。
サービスマニュアル見ながらできるだけ正しい取り回しで組んでいき、冷却水補給。無事始動。
燃料ホースが千切れていて長さがギリギリなので交換予定。
整備12日目駆動系
駆動系点検、ドライブベルト交換、ウエイトローラー交換。
燃料ホースは取り回し確認して交換の必要なし。その他現時点で必要な部品を確認。
主にクリップやジョイント、エンジンハンガーのキャップやシャフトのパイプ、リヤフェンダー。
整備13日目試乗してみた
クリップ類と冷却水リザーブタンクのジョイントを取り付けて冷却水補充。
エアエレメント交換。エンジンハンガーのシャフトをカバーするパイプも取り付け。
リアフェンダーを取り付けようかと思ったらマフラーにステーが無い。
調べるとクレアスクーピー用のマフラーだったので純正品を調達予定。
センタースタンドを立ててみるとリアタイヤが接地してしまう。
リアショックが伸びている可能性が高く純正部品発注。
その他ステップとシートを付けて走れる状態にして少し試乗。
Fフォークが全くストロークしないので要交換。
整備14日目完成が見えてきました
前後タイヤ交換、フロントフォーク交換。
リアブレーキカム分解清掃、リアブレーキシュー交換。
リアフェンダー取り付け、テールライトバルブ交換、右グリップ清掃注油。
スタンドロックケーブルは外してロック機構も外しました。
リアショックとマフラー届いたら交換して完成。
整備15日目完成が見えてきました
リアショックとマフラー交換。
やはりセンタースタンドもズーマー用のを付けないとダメなので調達予定。
ヘッドライトバルブが2個とも黒かったので交換。
長めに試乗に出て異常なし。坂もそこまで鈍足を感じるほどではない。
少しアイドリングが高いので戻って調整。
燃料警告灯はガソリンを抜いて点灯OK。
エンジン警告灯についてはサーモセンサーを外してヒートガン当てて確認したかったのですが、
シャフト抜いてずらさないと外せなかったので、黒4カプラーの若葉/赤をアースして点灯OK。
整備16日目完成
センタースタンドを交換してタイヤは接地しなくなりました。
サーモセンサー接続して展示準備。
参考走行距離
お見積もり
諸費用などはございません。
本体価格 ¥166,119-
消費税 ¥16,611-
自賠責12ヶ月¥7,070-
お支払総額 ¥189,800-
①分解し点検したところ
・キャブレター
・シリンダーヘッド
・駆動系(分解、点検、洗浄、グリスアップ)
・リアブレーキカム
・燃料タンク
・センタースタンド
②交換した部品
・エアエレメント
・スパークプラグ
・エンジンオイル(ワコーズプロステージS10W-40)
・ドライブベルト
・ウエイトローラー
・ピストン一式
・サーモスタッド
・冷却水
・サーモスタッド
・フロントフォーク
・前後タイヤ
・センタースタンド
・シート
・バッテリー