こんにちは。原付市場です。
お店では毎日その日の事を日報という形で記録しています。
そのなかから、日々どんなことをしているのかご紹介します。
06/03のPIT作業
ホンダ ディオ(AF62-132xxx)
バイクの詳細と依頼内容今回は、ホンダのディオ(AF62)の修理依頼を受け、当店で引き取りに伺いました。バイクは始動はするものの、スロットルを開けるとエンジンがストールするという症状でした。直近の暴風雨の後に不調が発生したとのことです。
新車購入時から使用されており、以前にも始動不可のトラブルがあり、カーボン噛みの応急処置かキャブレターのオーバーホールを実施したことがあるそうです。今回は雨の影響が考えられるため、エアクリーナーやプラグの点検が必要と判断し、高額な修理にはならない可能性が高いことをご説明しました。
点検と診断まず、カーボン噛みかキャブの詰まりが疑われましたが、水没の可能性も考慮してエアクリーナーを確認しました。エアクリーナーはきれいな状態でした。
プラグも1万kmは走行していない状態だったため、交換の必要はありませんでした。しかし、ラギジボックスの下が土埃まみれだったため、高圧洗浄を実施しました。
キャブレターのバキュームピストンは案外きれいでした。上から見える穴2か所とプラグホールからエンコンを入れ、古いプラグでフタをして数回クランキングしてしばらく放置しました。かなりエンコンを入れましたが、白煙ではなく黒煙、またはマフラーの詰まりによる土煙のような排気がしばらく続きました。
以上の点検結果から、キャブレターのオーバーホール、RECS施工、駆動系整備をご提案しました。
作業内容見積もりをご案内しましたが、お客様の希望により現状で納車となりました。始動に問題はなく、エンジン音も許容範囲内でした。プラグは最終的に交換しました。
駆動系は手を入れたほうが良い状態で、クラッチが真っ平でした。
まとめホンダのディオ(AF62)の修理では、エンジンストールの原因としてキャブレターの詰まりや水没が考えられました。今回の点検と作業により、問題が解消されました。お困りの際は、当店にご相談ください。迅速かつ丁寧に対応いたします。