こんにちは。原付市場です。
お店では毎日その日の事を日報という形で記録しています。
そのなかから、日々どんなことをしているのかご紹介します。
01/27のPIT作業
ヤマハ JOG(SA36J-727xxx)
症状と依頼内容ヤマハ JOG(SA36J)のリアタイヤがロックし、走行不能の状態でご入庫いただきました。
点検と診断症状から、ドライブベルトが切れて駆動系内で絡まっている可能性が高いと判断し、駆動系を点検しました。クランクケースカバーを開けたところ、やはりドライブベルトが切れていることを確認しました。
また、関連部品の点検を行った結果、以下の部品も交換が必要と判断しました。
- ウエイトローラー(偏摩耗)
- ランププレート(当たり面摩耗)
さらに、フロントタイヤにスリップサインが出ており、グリップ力が著しく低下している状態でした。安全性を考慮し、お客様に交換を提案し、承認をいただきました。
- 駆動系整備(ドライブベルト、ウエイトローラー、ランププレート交換)
- フロントタイヤ交換
- 前後ブレーキ調整
- ヘッドライト光軸調整
修理代金:¥19,770
所要時間:60分
今回の症状は、ドライブベルトの経年劣化による切断が原因でした。ドライブベルトが切れると、駆動系内で絡まり、リアタイヤがロックしてしまうことがあります。走行中に発生すると大変危険なため、定期的な点検と早めの交換が重要です。
- ドライブベルトの交換目安は約20,000kmです。交換時期が近い場合は、早めのメンテナンスをお勧めします。
- ウエイトローラーやランププレートも摩耗すると、加速性能が低下し、燃費が悪化します。
- タイヤのスリップサイン(溝の摩耗限界)が出たタイヤは、グリップ力が著しく低下し、特に雨天時のスリップリスクが高くなります。安全のため、早めの交換を心がけましょう。
今回の修理によって、駆動系と足回りの安全性が向上し、快適に走行できる状態になりました。今後も安心してお乗りいただけるよう、定期点検やメンテナンスの際はぜひご相談ください!