こんにちは。原付市場です。
お店では毎日その日の事を日報という形で記録しています。
そのなかから、日々どんなことをしているのかご紹介します。
02/22のPIT作業
ホンダ ジョルノ(AF77-100xxxx)
症状と依頼内容今回は、ホンダ ジョルノ(AF77)が「ブレーキランプが常に点灯してしまう」という症状で入庫しました。
ブレーキランプが点きっぱなしになると、後続車に正しく減速や停止の合図が伝わらず、追突事故のリスクが高まるため、早急な対応が必要です。
点検と診断点検を行ったところ、左ブレーキレバーの戻りが悪く、ストップスイッチへ正しく密着していないことを確認しました。
この状態ではストップスイッチが押されないため、ブレーキランプが点きっぱなしになってしまいます。
さらに、フロントのコンビブレーキへつながるケーブルが伸びており、適切に調整する必要がありました。
また、左右のブレーキレバーにはガタつきが見られたため、レバー自体の交換もおすすめし、作業を承りました。

- 左右ブレーキレバー交換(右はスクリュー、スプリングも交換)
- 左ストップスイッチ交換
- イコライザー調整(コンビブレーキ)
まず、ブレーキレバーとイコライザー(コンビブレーキ)の調整を実施しましたが、症状は改善しませんでした。
さらに詳しく点検を行ったところ、左ストップスイッチが劣化しており、通常の位置より奥にずれ込んでいることが判明しました。
ちょうど在庫がありましたので、新品のストップスイッチに交換。これにより、ブレーキランプが常に点灯する症状が無事改善しました。
- 修理代金:¥15,840
- 所要時間:60分
今回の車両は、すでにレバーブラケットのリコール対応が完了している車両でしたが、ホンダ ジョルノ(AF77)にはリコール未実施車両も存在します。
リコール未実施の車両では、レバーブラケットのスリットが深いため、ブレーキスイッチの位置が奥にずれ込んでしまう不具合が発生する可能性があります。
これにより、ブレーキスイッチが正常に作動せず、今回のような「ブレーキランプが点きっぱなしになる」トラブルが起こることがあります。
当店ではホンダ車のリコール作業は対応できませんので、リコール未実施の車両については、ご購入店やホンダの正規代理店へご相談いただくことをおすすめします。
「ブレーキランプが点きっぱなしになる」「ブレーキレバーの戻りが悪い」といった症状がある場合は、ぜひ当店へご相談ください。プロの整備士がしっかりと点検・修理を行い、安全な走行をサポートいたします。