こんにちは。原付市場です。
お店では毎日その日の事を日報という形で記録しています。
そのなかから、日々どんなことをしているのかご紹介します。
12/10のPIT作業
スズキ レッツ(CA4AA-241xxx)
症状と依頼内容
スズキ レッツ(CA4AA)で、エンジンが始動しないとのご相談をいただきました。
今回は始動不良の修理に加え、全体的なメンテナンスも含めて作業を承りました。
点検と診断
走行距離は約5万kmで、お客様へのヒアリングからオイル管理が不十分だったことが分かりました。
オイルの汚れが目立ったため、交換作業を行ってから圧縮圧力を測定しています。
圧縮圧力は約1400kPaあり、数値上は正常範囲でした。
しかし、燃焼室内部はカーボン汚れが多く、状態はあまり良くありませんでした。
今回はご予算の関係から、本格的なエンジン分解洗浄は行わず、
プラグホールからの簡易的な内部洗浄を実施しています。
洗浄後は問題なく始動し、異音も確認されませんでした。
一時的なカーボン噛みにより、圧縮不良を起こしていた可能性が高いと判断しています。
そのほか車両全体を点検し、必要な整備内容をまとめた見積もりを作成しました。
結果として、お客様のご予算内で修理を行うことができました。
作業内容
- エンジン内部簡易洗浄
- エンジンオイル交換(フラッシング含む)
- エアフィルター交換
- 駆動系部品交換・点検
- 前後タイヤ交換
- その他、各部点検および調整
修理代金と所要時間
- 修理代金:63,360円(税込)レッカー代含む
- 修理完了までの預かり日数:2営業日
- 作業時間:約180分
まとめ
今回の始動不良は、エンジン内部に溜まったカーボンが原因と考えられます。
カーボン噛みは、オイル交換を怠った車両で特に起こりやすいトラブルです。
簡易洗浄で一時的に改善することもありますが、再発する可能性はゼロではありません。
今後は、定期的なオイル交換と早めの点検をおすすめします。
50ccクラスの原付では、走行距離が5万kmを超えると修理費がかさむケースも増えてきます。
使用状況によっては、乗り換えを検討するのも一つの選択肢です。
当店では、修理だけでなく点検やご相談のみのご来店も大歓迎です。
原付の調子が気になる方は、お気軽にお問い合わせください。







































