こんにちは。原付市場です。
お店では毎日その日の事を日報という形で記録しています。
そのなかから、日々どんなことをしているのかご紹介します。
04/26のPIT作業
スズキ レッツ(CA4AA-109xxx)
症状と依頼内容スズキ レッツ(CA4AA)の燃料計が動かなくなったとのことで、修理を行いました。
こちらは当店のレンタル車両で、走行中に突然燃料計が無反応となった症状です。
点検と診断レッツ4などでは、燃料計の針がストッパーと接着して動かなくなる不具合が比較的多く見られますが、今回はメーター本体側に異常は見られませんでした。
次に、燃料タンク内に取り付けられているフロート式燃料センサーを点検しました。
このセンサーは、ガソリンの量に応じて上下するフロート(浮き)が可変抵抗と連動しており、電気抵抗値の変化をメーターに送信することで、燃料残量を表示させる仕組みです。
センサーを取り外して動作確認を行ったところ、フロートの位置をどのように動かしても抵抗値に変化がなく、固定されたままでした。
このことから、燃料センサー本体の内部断線や可変抵抗不良と判断し、新品部品を取り寄せて交換することとなりました。
- 燃料センサー交換
交換後は燃料メーターが正常に動作し、タンク内の燃料量に応じて適切に表示されることを確認しました。
- 修理代金:¥9,570
- 所要時間:40分
今回のような燃料センサーの不良による燃料計の無反応という症状は、比較的珍しいケースです。
フロート式センサーは構造がシンプルで故障も少ない部品ですが、長期使用や振動・内部接点の劣化などによって不具合が起こる場合があります。
燃料残量が確認できない状態では、走行中にガス欠のリスクもあり非常に危険です。
「燃料計が動かない」「残量表示がおかしい」と感じたら、センサーやメーターの不具合の可能性がありますので、ぜひお早めにご相談ください。