こんにちは。原付市場です。
お店では毎日その日の事を日報という形で記録しています。
そのなかから、日々どんなことをしているのかご紹介します。
06/17のPIT作業
ホンダ ディオ(AF68-120xxxx)
症状と依頼内容
ホンダ ディオ(AF68)がエンジン始動不可およびリアタイヤのパンク状態にて入庫しました。
お客様より「リアタイヤを回すとカタカタ音がする」とのご申告があり、当店にてレッカー引取を行いました。
点検を行ったところ、ドライブベルトが完全に切れており、
切れたベルトが駆動系内部で遊んで接触することで、カタカタと異音を発していたことが判明しました。
おそらくベルト切れ後に繰り返し始動を試みたことで、切れたベルトが周辺部品に絡まり、
キックが降りない、セルが回らないといった二次的な症状が発生していたと考えられます。
分解・清掃後に必要最低限の部品で始動確認を行ったところ、エンジンは問題なく始動可能でした。
したがって、ドライブベルト交換により再び走行可能な状態になると判断しました。
そのほか、以下の整備不良も同時に発見しました。
- リアタイヤパンク(タイヤ要交換)
- リアブレーキシュー摩耗(使用限界)
- テールランプバルブ切れ(ブレーキランプが点灯せず)
- 故障診断・点検作業
- ドライブベルト交換(ベルト部品代含む)
- ウエイトローラー交換
- リアタイヤ交換(エアバルブ含む)
- リアブレーキシュー交換
- エンジンオイル交換
- テールランプバルブ交換
- レッカー搬送(5km)
- 修理代金:¥34,650(税込)
- 修理完了までの預かり日数:2営業日
- 所要時間:100分
駆動系のトラブルは突然発生し、走行不能やさらなる故障につながるリスクがあります。
特にドライブベルトの摩耗・断裂は見た目では分かりにくいため、定期的な点検・予防整備が重要です。
また、テールランプ(ブレーキランプ)の不灯やブレーキの摩耗は整備不良に該当し、
保安基準にも関わるため、早急な対応が求められます。
今回のように複数の不具合が同時に起こるケースも少なくありません。
異音、違和感、走行中の変化を感じたら、無理せずすぐにご相談ください。
点検のみのご依頼も大歓迎です。