こんにちは。原付市場です。
お店では毎日その日の事を日報という形で記録しています。
そのなかから、日々どんなことをしているのかご紹介します。
目次
02/10のPIT作業
スズキ アドレス110(CE47A-162xxx)
症状:発進時に後ろがガタつくことがある。右ブレーキレバーブラケット位置修正。ハンドルを右に切るとブレーキがかかる症状は点灯時に右ブレーキレバーのブラケットが上へズレてしまった為でした。
マスターシリンダーは右ブレーキレバーには無くてフロント内にあるので途中までケーブルで繋がっているので引っ張られてた。
ハンドルカバーを外してブラケットの位置を修正して症状改善。
発進時に後ろがガタつく症状は駆動系と考えられるので開けて点検。
まだ6,000kmなのでそこまで劣化していない。ウエイトローラーは軽くしているため編摩耗が3mmほど。
ベルトは使用限界まで1mmほどあるので交換はもったいないかも。
クランクケース内のダストが酷く、乾いてなくてグリスを含んだ感じ。クラッチウエイトにも付着していたので滑ってガタついたのかもしれない。
駆動系については今回はウエイトローラーのみ交換することになりました。
その他イリジウムプラグへ交換を承りました。両方共取り寄せなので部品が届き次第再開予定。
所要時間 50分
駆動系部品点検
わずかに編摩耗
スズキ ZZ(CA1PB-136xxx)
症状:走行中にストール。再始動困難。自走ができないとのことで寒川町小谷まで引取。現地では長めにセルを回して始動は確認。
お店に戻り再び始動させてアイドリングさせていたら5分程度でエンジンストールして再始動できず。
キックレバーの抵抗は十分にあるため圧縮不良ではなく、この時点で点火系か燃料系に絞れました。
プラグを外して火花が飛んでいるか点検をして飛んでいるので点火系の不良では無い模様。プラグは劣化していたので交換しました。
そうなると燃料系の不良になりますので明日点検を再開予定。
所要時間 15分
スパークプラグ交換
レンタル車両 ヤマハ JOG(SA36J-712xxx)
症状:圧縮不良により腰上O/H。右クランクケースカバーよりオイル漏れ。腰上O/Hの途中だがシリンダーが届かないので先にオイル漏れ原因である右クランクシャフトのオイルシールとガスケット交換を開始。
ファン→フライホイール→ジェネレーター→右クランクケースカバーの順に取り外し。
紙のガスケットを除去して右クランクケースカバーにあるオイルシール交換。
ジェネレーターのボルト3本は液状ガスケットを塗布して4Nmで締め付け。
紙のガスケットがワコーズのリムーバー使っても中々取れずに少し苦戦しました。
所要時間 60分
右クランクケース
右クランクケースカバーのオイルシール交換
レンタル車両 ヤマハ JOG(SA39J-306xxx)
症状:スロットルケーブル内部固着。スロットルケーブルの内部が固着しておりスロットルが戻らないので交換作業。
ボディカバーを外さなくてもステップボードが外せるため作業しやすい、ハンドルカバーとレッグシールドも外して一旦洗車。
ハンドルを左右に振ったときにケーブルが引っ張られないよう取り回しを確認して、そのままの通りに新しいケーブルを組み付け。
古いケーブルを抜いて動作確認して異常なし。ステップボードなどを戻して作業完了。
スロットル操作が格段にスムーズになりました。
所要時間 60分
修理代金(参考)¥18,260(部品代¥8,360)
ホンダ タクト(AF79-120xxxx)
症状:始動しない問い合わせ頂いていた始動できなくなったタクト。バッテリーが弱くクランクの回りが弱い、キックレバーを押してみるとスカスカで抵抗が全く無い状態。
オイルを抜いてみると全く排出されず、前回いつ交換したか不明なようでした。
オイル管理不足によるエンジンの抱き付き(焼き付き一歩手前)と診断致しました。
プラグの点火を確認してオイルを交換しましたが始動には至りませんでした。
オイル管理不足によるエンジン焼き付きは良くあるケースですが、代償が大きく乗り換えや高額修理になります。
定期的にオイル交換をしていれば焼き付くことはありません。当店では半年もしくは2,000km毎にオイル交換をお勧めしております。
所要時間 20分
バッテリー電圧低下
オイル量