こんにちは。原付市場です。
お店では毎日その日の事を日報という形で記録しています。
そのなかから、日々どんなことをしているのかご紹介します。
08/21のPIT作業
ヤマハ シグナスX(SE44J-299xxx)
症状と依頼内容当店のレンタル車両であるヤマハのシグナスX(SE44J)、ステムベアリング交換とフロントフォークのオーバーホールを実施しました。
点検と診断ハンドルのセンターに引っ掛かりがあり、走行性が著しく悪い状態であることが判明しました。また、フロントフォークからオイル漏れが発生していたため、ステムを抜いての作業と同時にオーバーホールを行うことにしました。
点検後に部品を取り寄せると時間がかかる可能性があるため、想定される交換部品はあらかじめ全て揃えました。
- ステムベアリング交換(ベアリングレースも交換)
- フロントフォークオーバーホール(オイルシール、ダストシール、クリップ、ワッシャー、ボトムキャップOリング交換)
作業中に、ベアリングレースに打痕が確認されました。また、ステムベアリングのグリスが切れており、潤滑性能が失われていたことが原因と考えられます。
フロントフォーク内のオイルは劣化が進み、量も非常に少なくなっていました。
オイル量は102cc、油面125cmで調整。
所要時間は約200分でした。
まとめ作業後、走行性と乗り心地が格段に向上しました。
フロントフォークのメンテナンスは定期的に行うことが重要です。一般的には、走行距離が10,000km~15,000kmを目安にオーバーホールやオイル交換を検討することをおすすめします。特に、オイル漏れやハンドリングの違和感を感じた際は、早めのメンテナンスが必要です。
メンテナンスのタイミングについてもご相談いただければ幸いです。