こんにちは。原付市場です。
お店では毎日その日の事を日報という形で記録しています。
そのなかから、日々どんなことをしているのかご紹介します。
11/24のPIT作業
ホンダ リード100(JF06-123xxxx)
症状と依頼内容ホンダ リード100 (JF06)の修理依頼です。お客様から、クランクケース付近から「カラカラ」という異音がするとのご相談を受けました。
点検と診断
まずはクランクケースカバーを開け、駆動系の内部を点検しました。この車両はセルモーターがクランクケース内にあるタイプです。
セルモーター単体の動作をテストしたところ、かなり回転が遅い状態でした。
異音の原因はスターティングクラッチやその周辺のベアリング不良である可能性が高いと診断しました。
駆動系全体、特にスタータークラッチ付近を重点的に点検しました。しかし、以下の理由で作業を中断しました:
- 該当部品がほぼ全て廃番となっている。
- 部品交換が困難であるため、今後の安全な運転が保証できない。
修理作業の所要時間は40分でした。当店の中古車へ乗り換えのため費用は発生しておりません(作業中断のため)。
まとめ
今回のホンダ リード100 (JF06)は、製造から25年以上経過しており、部品供給が終了している車両です。古いバイクでは、部品が入手困難になることが多く、メンテナンスや修理が難しくなるケースが見られます。
お客様とご相談の結果、安全性や維持費を考慮し、当店の中古車にお乗り換えいただくこととなりました。
古い車両を長くお乗りいただく場合、定期的な点検や早めの部品交換が重要です。また、部品供給の状況も確認しながらメンテナンス計画を立てることをおすすめします。