こんにちは。原付市場です。
お店では毎日その日の事を日報という形で記録しています。
そのなかから、日々どんなことをしているのかご紹介します。
10/06のPIT作業
スズキ レッツ(CA4AA-232xxx)
症状と依頼内容エンジンチェックランプが点灯し、エンジンが停止することや、スロットルのレスポンスが悪くなるといった不調が発生。これらの不具合について修理の依頼を承りました。
点検と診断まず、エラーコードの読み出しを行い、13、14、21の3つのエラーを確認しました。これらはすべてスロットルポジションセンサーに関連するエラーでした。
経験上、配線の断線が考えられますが、この車両は2021年モデルのため、断線の可能性は低いと判断しました。スロットルボディを外し、配線を目視で点検しましたが、異常はありませんでした。また、接点不良の可能性を考え、清掃および接点復活剤を使用しましたが、改善は見られませんでした。
次に、ECM(FIコントロールユニット)の故障も考慮し、ピン折れなどの点検を行いましたが、異常は見つかりませんでした。各センサーの導通試験を実施する前に、ストックしていた同一型のECMに交換を試みたところ、エラーが解消され、エンジン不調もなくなりました。最終的に、ECMの故障と診断し、交換対応としました。
作業内容- ECM(FIコントロールユニット)の交換
交換後、数日間の経過観察と試乗を行い、問題がないことを確認しました。
修理代金は¥35,200、作業時間は約60分でした。
まとめECMは非常に高価な部品で、通常交換することはほとんどありませんが、ごくまれに故障することがあります。特に、事故や激しい衝撃が原因となることがあります。
今回はメーカーの在庫がなかったため、中古の良品を取り寄せて交換しました。エンジン不調やエラーが発生した場合は、早めの点検が重要です。お気軽にご相談ください。