こんにちは。原付市場です。
お店では毎日その日の事を日報という形で記録しています。
そのなかから、日々どんなことをしているのかご紹介します。
08/26のPIT作業
ホンダ ディオ(AF62-520xxxx)
ホンダ ディオチェスタ(AF62)が「ベルト切れの疑いがある」とのことで入庫しました。
あわせてその他のメンテナンスも承りました。
駆動系から点検を開始したところ、ドライブベルトが完全に切れており、
その破片がクラッチ内部に絡まっていました。
さらにクラッチウエイトが摩耗により平らになっており、
金属部分が露出している危険な状態でした。
ウエイトローラーとスライドピースも著しく摩耗していたため、
駆動系一式の交換をおすすめしました。
そのほかにも以下の不具合が確認されました。
- テールランプ球切れ
- 前後タイヤの摩耗(使用限界)
- エンジンオイル量が不足
お客様にお見積もりを提示し、すべての作業をご依頼いただきました。
作業中にヘッドライトの点灯不良にも気づき、
点検するとバルブが割れており、
ソケットの接点も焼損していたため点灯しない状態でした。
部品を取り寄せの上、ソケットごと交換して対応いたします。
作業内容以下の内容で整備を行いました。
- 駆動系一式交換(ドライブベルト、ウエイトローラー、スライドピース、クラッチウエイト)
- エンジンオイル交換
- 前後タイヤ交換(エアバルブ含む)
- テールランプ球交換
- ヘッドライトバルブ・ソケット交換
修理代金:¥50,930(税込)
お預かり日数:4営業日
実作業時間:120分
今回の整備では、ベルト切れが引き金となり、
駆動系全体に大きなダメージが広がっていました。
クラッチの摩耗は進行すると走行不能にもつながるため、
早期の対応が重要です。
また、前後タイヤはスリップサインが出る直前で非常に危険な状態でした。
路面状況によってはスリップ事故のリスクも高まります。
ライトの不点灯も、バルブ交換だけで直らないケースがあります。
今回のようにソケットの焼け付きや接触不良が原因となることも多く、
専門店での診断が欠かせません。
「最近バイクの調子が悪い」「ライトがつかない」など、
少しでも不安を感じたらお気軽にご相談ください。