こんにちは。原付市場です。
お店では毎日その日の事を日報という形で記録しています。
そのなかから、日々どんなことをしているのかご紹介します。
11/26のPIT作業
スズキ レッツ(CA4AA-147xxx)
症状と依頼内容
スズキ レッツ(CA4AA)の圧縮不良のため、腰上オーバーホールを実施しました。
当店で販売予定の車両のため、点検中に異常を発見し、確実な修理を行うことにしました。
仕入れ車両の点検中、キックレバーの抵抗や始動状態から圧縮不良を確認しました。
まずワコーズRECSによるエンジン内部洗浄を行ったところ始動は可能となりましたが、
カーボン噛みは再発しやすい症状であり、長期的に安心して販売できる状態とは言えません。
そのため、根本修理として腰上オーバーホールを実施。
エンジンを車体から降ろし、シリンダーまで分解して点検しました。
ピストン・ピストンリング・シリンダー自体には大きな損傷はありませんでしたが、
バルブおよびバルブ当たり面にカーボンの付着を確認。
特にEX(排気)バルブはカーボンが噛み込み、ここから圧縮漏れが発生していたと考えられます。
EXバルブは新品を用意し、INバルブと合わせて擦り合わせを実施しました。
燃焼室はRECS洗浄の効果で綺麗な状態でしたので、必要箇所を確実に修正して組み直しました。
- IN・EXバルブ擦り合わせ(EXバルブは新品交換)
- ガスケット類一式交換
- バルブクリアランス調整
組み上げ後は圧縮圧力も十分に回復し、始動性・アイドリングともに安定した状態になりました。
- 所要時間:240分
一度カーボン噛みを起こすと再発の可能性が非常に高く、
根本的に改善するには今回のようにバルブ周りのオーバーホールが必要になります。
日頃から以下の点を意識していただくと、カーボン噛みの予防に効果的です。
- 燃焼改善系添加剤の定期使用
- エアフィルター交換
- スパークプラグ交換
- 半年または2,000kmごとのエンジンオイル交換
燃焼バランスが整うことでカーボンの蓄積を抑え、エンジン寿命を延ばすことにつながります。
販売車両としても安心してお乗りいただける状態に仕上がりました。



























