こんにちは。原付市場です。
お店では毎日その日の事を日報という形で記録しています。
そのなかから、日々どんなことをしているのかご紹介します。
10/19のPIT作業
ホンダ クロスカブ110(JA45-110xxxx)
症状と依頼内容
ホンダ クロスカブ110(JA45)の自損事故による修理を承りました。
フロントホイールの変形、ステムの曲がり、そしてハンドル操作が重いとのご申告でした。
車両を確認したところ、ステムが目視でも分かるほどに曲がっており、実際にハンドル操作も非常に重い状態でした。
また、ハンドル自体も転倒の影響で変形しており、こちらも交換が必要です。
フロントホイールは一部が陥没し、チューブが露出している危険な状態でした。
幸いフレーム本体には歪みや損傷は見られませんでした。
フロントフォークとハンドルポストは、作業と並行して確認を行い、異常があれば交換を行う方針としました。
また、お客様持ち込みの純正グリップヒーター取付と、リアタイヤの一式交換も合わせてご依頼いただきました。
- ハンドル交換
- ステム交換(レース・ベアリング含む一式)
- フロントホイール交換(タイヤ・チューブ・リムバンド含む)
- 純正グリップヒーター取付(持ち込み)
- リアタイヤ一式交換
- 修理代金:¥140,410(税込)
- お預かり日数:11営業日
- 作業時間:200分

今回は自損事故による前周りの修理を中心に実施しました。
ステム・ハンドル・ホイールをすべて交換したことで、直進安定性と操作感がしっかりと回復しました。
部品代はおおよそ9万円ほどで、事故修理の中でも比較的大きな整備内容となりました。
今回の整備ポイント:
・ステムの曲がりは直進時のふらつきや異音の原因となる
・ホイール変形やチューブ露出は非常に危険で即交換が必要
・転倒時は目に見えない歪みも発生しやすいため、慎重な点検が重要
また、純正グリップヒーター取付により、冬季でも快適に走行できる仕様となりました。
事故修理では安全性を最優先に、見た目の修復だけでなく機能面の回復も重視しています。
転倒や衝撃を受けた際は、走行できる状態でも必ず専門店での点検をおすすめします。