こんにちは。原付市場です。
お店では毎日その日の事を日報という形で記録しています。
そのなかから、日々どんなことをしているのかご紹介します。
10/27のPIT作業
ヤマハ JOG(SA36J-760xxx)
症状と依頼内容
ヤマハ JOG(SA36J)が朝一の始動不良を起こすとのことで、修理をご依頼いただきました。
一時的な症状のようでしたが、原因を特定するため入庫・点検を実施しました。
入庫時および時間を置いてセル始動を試みましたが、いずれも問題なく始動できる状態でした。
始動性に関わる基本点検を行い、診断機でもエラーログを確認しましたが、異常は記録されていませんでした。
エンジンコンディションを確認するため圧縮圧力を測定したところ、1450kPaと正常値。
しかし、点火プラグ・エアフィルター・オイルはいずれも劣化が進行していました。
また、バッテリー電圧も低めで、始動不良の一因と考えられます。
このモデル(SA36J)はバッテリー依存度が高い構造のため、電圧低下により始動性が不安定になるケースが多く見られます。
お客様にご説明のうえ、消耗品とバッテリーをまとめて交換する方針で作業を進めました。
- 圧縮圧力測定
- エンジンオイル交換
- スパークプラグ交換
- エアフィルター交換
- バッテリー交換
- 修理代金:¥18,700(税込)
- お預かり日数:2営業日
- 作業時間:50分
今回は朝一のみ発生する始動不良とのご申告でしたが、入庫時には症状を再現できませんでした。
このような場合、無理に深追いせず原因の可能性が高い消耗品の交換を行い、様子を見ていただくことがあります。
段階的に修理を進めることで、原因究明までの時間短縮や無駄な費用を抑えることが可能です。
消耗品の交換によって、始動性や燃費の改善にもつながります。
同様の症状でお悩みの方は、まず点検・メンテナンスからご相談ください。




























