こんにちは。原付市場です。
お店では毎日その日の事を日報という形で記録しています。
そのなかから、日々どんなことをしているのかご紹介します。
09/02のPIT作業
ヤマハ JOG(SA36J-596xxx)
症状と依頼内容走行してしばらくすると水温警告灯が点灯するとのことです。水回りの不良が疑われます。
点検と診断当店で稼働しているレンタル車両での症状です。お客様の申告によれば、走行してしばらくすると水温警告灯が点灯するとのことでした。
リザーブタンクの冷却水がかなり減少していることを確認しました。オイルには冷却水が混ざっていないことを確認しましたが、10kmほどのテスト走行後に再度点検したところ、オイルに冷却水が混ざっていることが判明しました。
オイルと冷却水が混ざる原因として、ウォーターポンプの不良、またはシリンダーヘッドガスケットの不良が考えられます。ウォーターポンプから点検を行った結果、メカニカルシールの不良が確認され、インペラシャフトの軸もわずかに摩耗していました。
これらの症状から、今回はウォーターポンプ一式を交換することにしました。
- ウォーターポンプ交換
- 冷却水交換(エア抜き含む)
- エンジンオイル交換
整備後、テスト走行を実施し、水温警告灯が点灯しないことを確認しました。
シリンダーヘッドガスケットが不良の場合もオイルに冷却水が混ざりますが、その場合は燃焼室まで冷却水が浸入し、始動不良などの症状も発生します。
今回は始動性に問題がなかったため、ウォーターポンプの不良が原因であると考えられます。
修理代金は¥30,000程度、所要時間は70分です。
まとめ今回の修理では、ウォーターポンプの不良が原因でオイルに冷却水が混ざる問題が発生していました。ウォーターポンプの交換後、水温警告灯の問題は解消されました。
冷却水とオイルが混ざる症状は、エンジンに重大なダメージを与える可能性があるため、早急な対応が必要です。
定期的な点検とメンテナンスを怠らないようにしましょう。