こんにちは。原付市場です。
お店では毎日その日の事を日報という形で記録しています。
そのなかから、日々どんなことをしているのかご紹介します。
03/05のPIT作業
ヤマハ JOG(SA58J-004xxx)
症状と依頼内容今回は、ヤマハ JOG(SA58J)が「セルでエンジンがかからない」「キックでは始動できるが不安定で走行できない」という症状で入庫しました。
走行が困難な状態だったため、当店で引き取りに伺い、現地で簡単な点検を行いました。
点検と診断鍵を回した際に燃料ポンプの作動音は聞こえましたが、ホーンの音が弱々しく、電圧不足の可能性が高いと判断しました。
この車種はバッテリー依存度が高いため、バッテリー上がりが原因の可能性が高いと考え、店に戻って詳細な点検を実施しました。
バッテリー電圧を測定したところ、10.43Vしかなく、この状態ではセルモーターを回すことができません。バッテリーの寿命と診断し、交換作業を行いました。

- バッテリー交換(補充電後)
- オイル交換
新品のバッテリーを補充電した後に取り付け、始動テストを実施。問題なくセル始動ができ、走行もスムーズになりました。
- 修理代金:¥9,900(レッカー代含まず)
- 所要時間:20分
バッテリーの寿命は使用環境によりますが、一般的に2~3年とされています。
50ccの原付スクーターにはキックスターターが装備されており、バッテリー電圧が低下してセルが回らない場合でも、キックで始動できるものが多いです。
しかし、車種によってはバッテリーに依存しており、電圧が低下するとキックでも始動できないケースがあります。(スズキ レッツ系、ヤマハ SA36J以降、ホンダの一部車種)
一方で、現行のホンダ・ヤマハの原付は、バッテリーが完全に上がっていてもエンジンの始動は可能ですが、ウインカーなどの電装系が正常に動作しなくなることがあります。
「セルの回りが弱い」「最近バッテリー交換をしていない」「キックでもエンジンがかかりにくい」といった症状がある場合は、早めの点検・交換をおすすめします。
当店ではバッテリーの状態チェックや交換も即対応可能です。お気軽にご相談ください。