こんにちは。原付市場です。
お店では毎日その日の事を日報という形で記録しています。
そのなかから、日々どんなことをしているのかご紹介します。
07/02のPIT作業
ホンダ スマートディオ(AF56-121xxxx)
症状と依頼内容
ホンダ スマートディオ(AF56)が走行中に異音を発し停止。
その後エンジン始動は可能であるものの、走行できないとのことで当店へ入庫いたしました。
点検の結果、エンジンは正常に始動するものの、リアタイヤが全く回らない状態で、
ドライブベルト切れが強く疑われました。
お客様によると、約1年前に他店で駆動系の整備を実施しており、
ベルトとウエイトローラーはその時に交換されたとのこと。そこからの走行距離は約6,000km。
クランクケースを開けてみると、
過去に例がないほど大量のベルトダストが堆積しており、
ベルトはやはり切れていました。加えて、
- ウエイトローラーが著しく編摩耗
- プーリー当たり面の荒れ
- クラッチシューの摩耗とガタ
- クラッチベアリングの状態も不安
これだけの症状が6,000kmで発生するのは通常では考えにくいため、
粗悪な社外部品が使用されていた可能性をご説明しました。

- ドライブベルト交換(純正)
- ウエイトローラー交換(純正)
- プーリー一式交換(純正)
- クラッチ一式交換(純正)
クラッチは分解中に部品が破損する恐れがあったため、一式での交換となりました。
- 修理代金:¥51,370(税込)
- 修理完了までの預かり日数:2営業日
- 所要時間:80分
今回は駆動系部品をほぼすべて純正新品にて交換しました。
その結果、新車のようなスムーズな加速・乗り心地を取り戻すことができました。
駆動系部品は走行性能に直結する重要なパーツです。
安価な社外品を使用すると、今回のように短期間で摩耗・破損し、
かえって高額な修理費用がかかってしまうことがあります。
当店では、できるだけ純正部品を使用して修理を行っておりますので、
長く安心してお乗りいただけます。
「最近、加速が鈍い」「異音がする」といった症状がある場合は、お早めにご相談ください。