こんにちは。原付市場です。
お店では毎日その日の事を日報という形で記録しています。
そのなかから、日々どんなことをしているのかご紹介します。
09/28のPIT作業
ヤマハ JOG(SA36J-598xxx)
症状と依頼内容
ヤマハ JOG(SA36J)が始動不良と発進時のもたつきのため、修理入庫となりました。
時間を置くと始動できる状態で自走入庫されましたが、安定して乗れるよう点検・整備をご依頼いただきました。
点検の結果、以下の内容が確認されました。
- エラーログ:なし
- バッテリー電圧:12.9V(正常)
- 点火系統:異常なし
- 冷却水水位:異常なし(ラジエター)
回転数を上げて20分ほどアイドリング負荷をかけるとエンジンが停止し、再始動できませんでした。
キーを回しても燃料ポンプの作動音がせず、不良と判断しました。
こちらはヤマハの延長保証対象であり、無償修理対応となりました。
一方、発進時のもたつきは駆動系に原因があると考えられました。
ベルトやウエイトローラーなどの消耗が見られ、駆動系整備を実施したところ症状は解消しました。
- 点検作業(エラーログ・電圧・点火系・冷却水確認、負荷点検)
- エンジンオイル交換
- 冷却水補充
- 燃料ポンプ交換(延長保証により無償修理)
- 駆動系整備(Vベルト・ウエイトローラー交換など)
- 修理代金:¥15,510(税込) ※燃料ポンプ交換は無償
- お預かり日数:4営業日
- 作業時間:100分
今回は燃料ポンプ不良と駆動系の消耗が原因でした。
燃料ポンプはメーカー保証により無償修理でき、駆動系整備によって発進時のもたつきも改善しました。
駆動系整備の目安:
・Vベルト、ウエイトローラーなどは約2万kmごとに点検・交換がおすすめです。
・劣化したまま走行すると、加速不良や最悪の場合は走行不能に至ることもあります。
「最近発進が重い」「スピードの乗りが悪い」と感じる方は、駆動系点検のタイミングかもしれません。
定期メンテナンスで快適かつ安心して走れる状態を維持しましょう。
お気軽にご相談ください。