こんにちは。原付市場です。
お店では毎日その日の事を日報という形で記録しています。
そのなかから、日々どんなことをしているのかご紹介します。
07/21のPIT作業
ホンダ スーパーカブ50(C100-P02xxxx)
ホンダ スーパーカブ50(C100)が入庫しました。
「エンジンが始動しなくなった」とのことで、引き取りに伺いました。
現地で状態を確認したところ、ガソリンがほとんど入っていない状況でした。
燃料コックはONの状態でしたが、リザーブに切り替えてもすぐには始動しませんでした。
お客様によると、始動できない状態で何度もクランキング(セルやキックで始動を試みる)を行ったとのこと。
その影響でスパークプラグがかぶってしまったと考えられます。
実際にプラグを点検したところ、真っ黒にくすぶっており、正常な着火ができない状態でした。
プラグを新品に交換したところ、問題なくエンジン始動が確認できました。

- ガソリン給油
- スパークプラグ交換
- レッカー対応(6km未満)

修理代金:¥6,930(税込)
預かり日数:即日完了
作業時間:約10分
今回の原因は、いわゆる「ヒューマンエラー」でした。
ガソリン切れの状態で何度も始動を試みると、エンジン内部に燃料が供給されず、プラグがかぶってしまいます。
かぶった状態では、いくらクランキングしても火花が飛ばず、かえって状況が悪化することがあります。
キャブレター車の場合、燃料が少ないとエア吸入のバランスが崩れやすく、プラグかぶりが起こりやすい傾向があります。
一方、FI(フューエルインジェクション)車では燃料噴射の制御が電子的に行われるため、ある程度は防げますが、完全に防げるわけではありません。
「始動できない=すぐ壊れた」と焦らず、まずは燃料の残量や、プラグの状態をチェックしましょう。
異常を感じたら、無理に始動を続けず、一度ご相談いただくことが最良の対策です。
原付市場ではレッカー対応も承っておりますので、お困りの際はお気軽にご連絡ください。