こんにちは。原付市場です。
お店では毎日その日の事を日報という形で記録しています。
そのなかから、日々どんなことをしているのかご紹介します。
11/24のPIT作業
ヤマハ トリシティ125(SE82J-009xxx)
症状と依頼内容
ヤマハ トリシティ125(SE82J)が「冷間時のみ発進直後に一瞬進んでガクッと止まる」という症状でご来店されました。
暖機後は症状が出ないとのことで、電装系も含めた点検を実施しました。
当店で初めての入庫でしたので、まずは基本点検から開始しました。
お客様の申告通り、冷間時に発進するとガクッと失速する症状を当店でも再現できました。
バッテリー電圧は12.58Vとやや低めで、両端子が緩んでいたため増し締めを実施しました。
スパークプラグを確認すると熱価の合わないものが装着されていたため、指定プラグ「CR7E」へ交換しました。
しかしここまでの作業では症状が改善せず、診断機でエラーコードを確認したところ、
「30(転倒記録)」と「46(電圧異常)」が残っていました。
特に46は比較的よく見かけるエラーで、多くはバッテリー電圧低下が原因です。
バッテリー自体には異常が見られなかったため、充電電圧を測定したところ、なんと17.5Vと異常値を確認。
これはレギュレータ故障時に典型的に発生する過充電症状で、初期型トリシティで多い不具合です。
レギュレータは末尾番号で対策品かどうか判別でき、末尾「00」は未対策品、「01」は対策後とされています。
お客様車両は未対策タイプであることを確認し、純正レギュレータASSYに交換することになりました。
- 故障診断点検(電圧測定・診断機チェック)
- バッテリー端子増し締め
- スパークプラグ交換(CR7E)
- レクチファイヤアンドレギュレータASSY交換(純正部品)
交換後は充電電圧も正常化し、発進時のガクつき症状も解消しました。
冷間・暖機後どちらの状態でも安定して発進することを確認しています。
- 修理代金:¥15,510(税込)
- 修理完了までの預かり日数:5営業日
- 所要時間:40分
今回の症状はレギュレータ故障による過充電が原因でした。
過充電は最悪の場合、ECU・灯火類・バッテリーを巻き込む重大故障につながることもあります。
トリシティ125(初期型)はレギュレータ不良が比較的多い車両ですので、
・アイドリングでライトが異常に明るい
・バッテリーが頻繁に上がる
・電圧エラーが出る
などの症状があれば早めの点検をおすすめします。
電装系トラブルは放置すると故障範囲が広がりがちです。
不安な点があればいつでもご相談ください。






























