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レッツ2のキャブ清掃の整備記録になります
前回はビーノのキャブレタオーバーホールを実施し、キャブレタの構造的な説明などをしました。
今回はレッツ2のキャブレターをオーバーホールします。キャブの基本構造は一緒なのでレッツ2特有の外しにくさが分かりやすくなればと思って書いております。
赤丸はネジ類を外す場所です。
メットインを外す
エアークリーナーを外す
まずはカバーから。
エアクリ下部の10mmを抜きます。
キャブと直接つながっている、エアクリダクト部のプラスをネジを緩めます。ダクトホースが外れれば大丈夫なのでネジは外さなくても大丈夫です。
上から見ると
キャブに繋がるラインを抜く
赤ひし形の部分はオートチョーク端子です。慎重に真上に抜かないと折れる事があります。破損すると冬場のエンジン始動に支障をきたします。
先に周りのラインを抜きます。抜いた場所を覚えておかないと後で大変です。できれば機能と連動させてこのホースはアレで…といいながらやると盛り上がっておすすめかも。
このボルトと反対側にもう一個ある同じやつ。こいつらがちょっと厄介。
クイックスピナーを外した裸のラチェットに、10cmのエクステ(ユニバーサルだとGood)とコーケンのナットグリップ付きソケットを装着。
狭くて外装を割らないように気をつけないと「もうスズキ車やめよ〜」ってなっちゃいますよ。ちなみにアドレスV100はもっと狭い…
気を取り直して指先に神経を集中し、コーケンのナットグリップに感謝して回そう。
反対側は片口のスパナを入れてコツコツ外すしかない。コツは焦らない事だ。
キャブレターを外す
オートチョークを取り外します。
中のカバーを外しも外します。
オートチョークはプラス1本です。ここも破損しやすいので真っすぐ慎重に抜きます。
キャブレターを開ける
プラス2本ゆるめてフロートチャンバーを開けます。
けっこう汚れていました。レッツ2は割と汚れやすい印象があります。冬場などにちょっと乗らずに置いておくと、キャブレターがガソリンで詰まって始動しなくなってしまいます。
キャブクリーナーは色々有りますが、泡タイプが使い易く気に入っています。
ジェット類/フロートを外しそれぞれ通りを良くします。
オーバーホール完成。
組み込みは外した手順を逆に行います。
え? コツ? 焦らないことですよ。