目次
下穴を開ける
エアクリボックスが外れない
ビーノのミッションベアリングを交換しようと、駆動系のカバーを外している時のことでした。
エアクリボックスをとめているプラスのネジが、見るからにナメているではありませんか。
もちろんドライバーは全く引っかからず。穴を開けて抜く必要があります。
とりあえず穴を開ける
とりあえず穴を開けます。今回は3mmのドリルで下穴を開けました。鉄工用ドリルに切削油を軽く付けて作業します。
もう少し深めに開けます。
15mmほど開けたら、パーツクリーナーで削りカスと油分を掃除します。貫通させる必要はありませんが、浅いとエキストラクターが入らないのでそこそこ深めに開ける必要があります。
ネジを抜く
下穴にエキストラクターを叩き込み、ゆっくりと回していきます。
無事回ってくれました。このままネジを抜いていきます。
外れました。
外れたネジを見ると根元の辺りのネジ山が潰れています。斜めに入っていた様です。本体のネジ山も潰れてしまっているので修復します。
ネジ山を修復する
タップを使って、本体のネジ山を修復します。ネジのサイズとピッチが合っているか、よく確認して作業しましょう。
垂直にネジ山にタップを立てていきます。
修復時に発生した削りカスが分かります。
これで元どおりのネジが使える様になりました。外したネジはもちろん使えないので、新しいネジを注文します。
逆にオス側(ネジ側)のネジ山を修復するための工具をダイスと言います。タップ&ダイスセットとして売っていますので1セットあると安心です。
だいたい2日に1回はネジと戦っています。今日は割とあっさり10分くらいでやっつけました。