こんにちは。原付市場です。
お店では毎日その日の事を日報という形で記録しています。
そのなかから、日々どんなことをしているのかご紹介します。
06/22のPIT作業
ホンダ ディオ(AF62-105xxxx)
バイクの詳細と依頼内容今回は、事前に連絡をいただいていたホンダのディオ(AF62)をお預かりしました。症状としては、走行はできるがエンジンを切ると手押しできないというもので、リアタイヤが手で回らないほど重い状態でした。
点検と診断リアブレーキカムが固着して全く動かないことを確認しました。リアタイヤを外してブレーキカムを清掃し、グリスアップを実施したところ、カムの動きは良くなりましたが、リアタイヤが若干重い状態が続きました。駆動系かミッションに問題があると判断し、クランクケースカバーを外して駆動系内を点検しました。
その結果、クラッチウエイトのスプリングがクランクケース内に落ちていることを確認しました。クラッチウエイトのスプリング取り付け部分にヒビが入っており、これが原因でクラッチが切れなくなっていたと考えられます。純正品は高価なため、社外部品に交換しました。また、ドライブベルトにも大きな亀裂があり、交換しました。
作業内容以下の手順で作業を進めました。
- リアブレーキカムの分解清掃とグリスアップ
- クラッチウエイトの交換(社外部品)
- ドライブベルトの交換
作業後、リアタイヤが手で簡単に回ることを確認しました。今回のリアタイヤがロック気味になる症状は、リアブレーキとクラッチウエイトの両方が原因でした。
修理代金と所要時間修理代金は¥17,380(税込み)で、所要時間は約60分でした。
まとめホンダ ディオ(AF62)の修理では、リアブレーキカムの固着改善と駆動系の点検・修理を行いました。定期的な点検とメンテナンスを行うことで、バイクの性能を維持し、安全な走行を確保できます。お困りの際は、ぜひ当店にご相談ください。