こんにちは。原付市場です。
お店では毎日その日の事を日報という形で記録しています。
そのなかから、日々どんなことをしているのかご紹介します。
09/30のPIT作業
ホンダ ジャイロX(TD01-260xxxx)
症状と依頼内容ドライブベルト切れにより走行不能となり、ご自身で軽トラに積み込み入庫されました。
点検と診断まず、ドライブベルトの状態を確認するためにクランクケースカバーを外しました。この際、約30本のボルトを外す必要があります。
カバーを外したところ、大量の鉄粉が確認され、クラッチスプリングが脱落。3枚のクラッチウエイトが半分ほど摩耗し、クラッチアウターの内壁もかなり削れていました。
また、セルの回りが遅いことも確認され、バッテリーやクランクケースカバーの締め付けが原因と考えましたが、実際にはセルモーター自体が劣化していました。
点検結果をお客様にお伝えし、クラッチ関連部品とセルモーターの交換も併せて承りました。
以下の作業を実施しました。
- ドライブベルト交換
- クラッチウェイト一式とクラッチアウターの交換
- セルモーターの交換
修理代金:52,100円(税込)
所要時間:110分
駆動系の整備を行い、問題なく走行が可能となりました。特に、ドライブベルトやクラッチ系の消耗が激しかったため、新品に交換しました。また、セルモーターを交換したことで、始動もスムーズに行えるようになりました。
今回のように駆動系や始動系の部品は消耗品であり、長期間使用すると劣化します。異常を感じたら早めの交換をお勧めします。安全で快適な走行のために、定期的なメンテナンスをぜひご相談ください。