こんにちは。原付市場です。
お店では毎日その日の事を日報という形で記録しています。
そのなかから、日々どんなことをしているのかご紹介します。
02/15のPIT作業
スズキ アドレスV125S(CF4MA-142xxx)
症状と依頼内容今回は、スズキ アドレスV125S(CF4MA)が「左ブレーキレバーの戻りが悪い」「ウインカースイッチの動きが悪い」という症状で入庫しました。
走行中の操作性に関わる重要な部分なので、しっかりと点検・整備を行いました。
点検と診断左ブレーキレバーはリアブレーキ側を操作するもので、戻りが悪い原因としては以下の可能性が考えられます。
- ブレーキケーブルの劣化
- ブレーキカムの固着
- ブレーキレバー自体の動きが悪い
点検の結果、今回はブレーキケーブルやブレーキカムには問題がなく、ブレーキレバー自体の動きが悪くなっていることが原因でした。
また、ウインカースイッチについても、内部の汚れやグリス切れが原因で動きが渋くなっていると判断しました。
作業内容- 左ブレーキレバー分解清掃、グリスアップ
- ウインカースイッチ分解清掃
- エンジンオイル交換
ブレーキレバーの動きが悪かった原因は、レバーとスペーサー、レバーアッシの隙間にダスト(ホコリや汚れ)が溜まっていたためでした。
徹底的に清掃し、グリスアップを施した後、ブレーキアジャストナットを調整すると、スムーズな動きに改善しました。
ウインカースイッチも同様に分解清掃を行い、正常に作動することを確認しました。
- 修理代金:¥11,000
- 所要時間:60分
今回は部品交換を行わずに、分解清掃とグリスアップのみで症状を改善することができました。
しかし、金属摩耗が進むとクリアランス(隙間)が広がり、ゴミや汚れが溜まりやすくなります。根本的に解決するには、レバーやウインカースイッチの部品交換が必要になる場合もあります。
ブレーキレバーの戻りが悪いと、ブレーキが引きずる原因になり、燃費の悪化やブレーキパーツの過剰摩耗につながります。また、ウインカースイッチの動きが悪いと、適切なタイミングでウインカー操作ができず、事故のリスクも高まります。
「最近ブレーキレバーの動きが悪い」「ウインカースイッチが固い」などの症状がある場合は、早めの点検をおすすめします。当店では、症状に応じて適切な整備を行い、安全に走行できる状態へと仕上げます。お気軽にご相談ください。