こんにちは。原付市場です。
お店では毎日その日の事を日報という形で記録しています。
そのなかから、日々どんなことをしているのかご紹介します。
08/20のPIT作業
ホンダ ライブディオ(AF34-311xxxx)
ホンダ ライブディオ(AF34)にて、
「エンジンがかからない」とのことで当店で引取に伺いました。
あわせて全体的なメンテナンスもご依頼いただきました。
入庫後に圧縮測定やキャブレター確認を行い、エンジン内部に大きな問題は見られませんでした。
しかし排気の抜けが悪く、マフラー詰まりが原因と判明。
また点検の中で以下の不具合・消耗も確認しました。
- マフラー内部詰まり → 社外互換品に交換
- リアブレーキシュー摩耗、アジャストナット固着 → 清掃・調整後に交換
- ヘッドライト・ブレーキランプ・スピードメーターランプ切れ → すべて新品交換
- スピードメーター不動 → ケーブル・ギア摩耗のため交換
- オイルセンサーの不良 → 補修にて対応
- スタンドステー固定ボルト折れ → ドリル作業で除去後、ネジ山再生
これらの整備を実施し、エンジン始動性・走行機能・灯火類ともに復旧しました。
作業内容- レッカー搬送
- 故障診断点検(圧縮測定・キャブレター清掃)
- マフラー交換(社外互換品)
- リアブレーキシュー交換(固着解消作業込み)
- ヘッドライト・テールランプ・スピードメーターランプ交換
- オイルセンサー補修
- フロントブレーキシュー交換
- スピードメーターケーブル・ギア交換
- 折れボルト除去作業
すべての整備を終え、試乗にて正常な走行・制動・点灯を確認しました。
- 修理代金:¥71,500(税込)
- 修理完了までの預かり日数:8営業日
- 実作業時間:約210分

今回のようにエンジンがかからない原因は、必ずしも点火や燃料系だけではなく、
排気系のトラブルによっても起こります。
マフラーの詰まりは長期間の使用やオイルの燃え残りで発生しやすく、
始動不良や白煙、加速不良の原因になります。
また、灯火類の球切れやスピードメーター不動も安全性に直結するため、
「動くから大丈夫」と放置せず早めの交換が安心です。
ライブディオは年式的にも消耗部品が劣化しやすい時期ですので、
定期的な点検とメンテナンスで長く乗り続けることができます。
「エンジンがかかりにくい」「ランプが切れている」「メーターが動かない」など、
小さな不具合でもお気軽にご相談ください。
丁寧な診断と確実な修理で、お客様の愛車を安心して走れる状態に戻します。