こんにちは。原付市場です。
お店では毎日その日の事を日報という形で記録しています。
そのなかから、日々どんなことをしているのかご紹介します。
06/11のPIT作業
ホンダ ライブディオ(AF34-306xxxx)
バイクの詳細と依頼内容今回は、お客様より下取りしたホンダのライブディオ(AF34)の整備を行いました。この車両は修理代車、もしくは販売予定となっています。
点検と診断メインキーが回らず始動できなかったため、適当なキーセットを取り付けたところ、通電して始動が可能になりました。また、ライブディオの持病であるクランクベアリングの異音もありませんでした。
過去のメンテナンスは他店舗で行われていましたが、整備された方のこだわりが随所に見られ、しっかりと手が入っている印象です。
現状としては、フロントタイヤとフロントカバーがくっつきそうなくらいフォークが縮んでおり、マフラーも交換が必要です。また、外装も劣化が激しいため、一式交換予定です。
とりあえず始動できる状態にするために、キーセットの部品を取り寄せ中です。
作業内容オイルセンサーの確認ついでに、ハンドルカバー後ろと前後のフェンダー以外は全て外して清掃を行いました。酷いオイル漏れはありませんでしたが、センサーが簡単に抜けたため補修しました。
まとめホンダ ライブディオ(AF34)の整備では、まずは始動できる状態にするためにキーセットの交換を行いました。今後は外装の交換やマフラーの交換も予定しています。修理代車や販売車両として、安全で快適な走行を提供できるよう、引き続き整備を進めてまいります。
スズキ アドレスV50(CA4BA-104xxx)
バイクの詳細と依頼内容今回は、当店のレンタル車両であるスズキのアドレスV50(CA4BA)の修理依頼です。レンタルで貸し出しましたが、当日に始動不良が発生して戻ってきた車両です。
戻ってきてすぐに症状を確認しましたが、始動不良は確認できませんでした。しかし、スロットルのレスポンスが悪い時がありました(レッツ4でよくある症状)。悪いと言ってもほぼ気にならないレベルですが、これが始動不良に繋がっている可能性があります。
点検と診断点検を行いましたが、バッテリー電圧は適正値、エラーログはなく、簡単には原因が見つからない状況でした。サービスマニュアルに沿って点検を進めました。まず、圧縮圧力を測定したところ、1400kPaで適正値でした。
この結果から、一時的なカーボン噛みや点火系、燃料系が疑われます。その他の可能性も考えられますが、まずは可能性が高い箇所から確認していきます。
レッツ4と同じなら経験上、燃料系が怪しいためインジェクターを確認したところ、一部が黒くなっていましたが、噴射には問題ありませんでした。他に問題がないかバッテリー、クランクポジションセンサー、プラグ、圧縮圧力を確認しましたが、どれも正常でした。バッテリーは古そうだったため交換しました。
プラグホールから見た燃焼室が真っ黒だったので、エンジンコンディショナーで洗浄しましたが、解決しませんでした。やはり燃料系が怪しいため、インジェクターと燃料フィルターの交換を検討しています。
作業内容今回の点検内容は以下の通りです。
- バッテリー交換
- インジェクターの点検
- クランクポジションセンサー、プラグ、圧縮圧力の確認
- エンジンコンディショナーによる洗浄
スズキ アドレスV50(CA4BA)の修理では、始動不良の原因として燃料系を中心に点検を進めています。インジェクターと燃料フィルターの交換を検討しています。定期的なメンテナンスと点検を行い、安心してレンタル車両としてご利用いただけるよう努めています。お困りの際は、ぜひ当店にご相談ください。