こんにちは。原付市場です。
お店では毎日その日の事を日報という形で記録しています。
そのなかから、日々どんなことをしているのかご紹介します。
01/10のPIT作業
ホンダ ディオ(AF68-121xxxx)
症状と依頼内容ホンダ ディオ(AF68)が始動不可の状態となり、引き取り後に当店へ入庫しました。
点検と診断キックレバーに一切の抵抗が無いことから、圧縮不良が原因と推測しました。エンジンオイル量は大きく減少していなかったため、焼き付きの可能性は低いと判断しました。
燃焼室内でのカーボン噛みが原因と考えられたため、燃焼室に薬剤を注入して簡易的な清掃を行いました。その結果、エンジンは始動可能な状態になりました。
ただし、エンジン内部に根本的な問題があることは変わりません。お客様と相談し、しばらく使用可能なレベルまでの応急措置を実施することとなりました。燃焼バランスを改善するために以下の作業を行いました。
作業内容- ワコーズRECS施工(吸気系・燃焼室急速洗浄液による清掃)
- スロットルボディ清掃
- スパークプラグ交換(キャップ含む)
- エアクリーナーエレメント清掃
- フューエルワン(清浄系燃料添加剤)
修理代金:¥32,320
所要時間:約90分
まとめ今回の作業によりエンジンは始動可能となりましたが、カーボン噛みの根本解決には至りません。このような状態は再発する可能性が高いため、以下の対策をおすすめします。
- 定期的な暖機運転を行う。
- フューエルワンなどの清浄系燃料添加剤を定期的に使用する。
- エンジンの運転状態を改善するため、長時間の低回転走行を避ける。
この車両を長くお使いいただくためには、早めの点検・整備が重要です。お困りの際はぜひお気軽にご相談ください!