こんにちは。原付市場です。
お店では毎日その日の事を日報という形で記録しています。
そのなかから、日々どんなことをしているのかご紹介します。
02/21のPIT作業
スズキ レッツⅡ(CA1PA-377xxx)
症状と依頼内容今回は、スズキ レッツⅡ(CA1PA)が「スピードが出なくなった」という症状で入庫しました。
お客様は以前から当店をご利用いただいている方でしたので、過去の整備履歴を確認したところ、6年間駆動系の整備を行っていないことが分かりました。
点検と診断駆動系を点検したところ、ドライブベルトが摩耗して細くなっており、さらに劣化によってコマが1つ外れ、クラッチに噛みこんでいる状態でした。
この影響で、低速時の変速が不調になり、加速や最高速に影響を与えていたと考えられます。
このまま使用を続けると、さらにベルトが破損し、走行不能になる可能性があるため、部品を手配し交換作業に入りました。
- ドライブベルト交換
- ウエイトローラー交換(スライドピース含む)
- その他ボルト類交換
摩耗したドライブベルトを新品に交換し、ウエイトローラーとスライドピースも併せて交換することで、駆動系の動作を正常な状態に戻しました。
交換後はスムーズに変速し、加速・最高速ともに回復しましたが、マフラー詰まりの影響で大幅改善には至りませんでした。
更なる改善のためにはマフラー交換が必要とご説明して納車いたしました。
- 修理代金:¥11,110
- 所要時間:40分
2サイクルエンジンのバイクは、4サイクルのように定期的なオイル交換が不要なため、メンテナンスの機会が少なくなりがちです。そのため、ちょっとした不調に気づかず、長期間走行を続けてしまうことがあります。
特に駆動系は、摩耗や劣化が進んでも目に見えにくいため、気づいたときには大きなトラブルになっているケースが多いです。ドライブベルトの寿命は一般的に20,000km程度とされていますが、使用環境によってはそれよりも早く劣化することがあります。
「最近スピードが出にくい」「加速が悪くなった」と感じたら、駆動系の点検・整備をおすすめします。
当店では、定期的な点検・メンテナンスを行い、安全で快適な走行をサポートいたします。気になる症状があれば、お気軽にご相談ください。