こんにちは。原付市場です。
お店では毎日その日の事を日報という形で記録しています。
そのなかから、日々どんなことをしているのかご紹介します。
01/05のPIT作業
ホンダ トゥデイ(AF67-134xxxx)
症状と依頼内容ホンダ トゥデイ(AF67)の定期メンテナンスでご来店いただきました。特に前後の足回り整備を承りました。
点検と診断リアの足回り整備から作業を開始しました。最初にマフラーを外そうとした際、ステーのボルトが固着しており、感触からそのまま緩めるとねじ切れが確実でした。
お客様と相談し、慎重にバーナーで炙りながら緩める作業を進めましたが、1本のボルトはねじ切れてしまいました。ねじ切れたボルトの除去は非常に困難なため、以下の手順で対応しました。
- 折れたボルトの中心にポンチで印を付ける。
- 小さなドリル刃で穴を開け、徐々に大きな刃で穴を広げる。
- ネジ山が見える程度まで削り、タップで新たなネジ山を作る。
この方法でエンジン側のネジ穴部分の修理を完了しました。
作業内容- マフラーステーボルト外しおよび修理作業
- フロント足回り整備(タイヤとブレーキシューの交換)
- リア足回り整備(タイヤ交換、マフラーステーボルト交換)
- スパークプラグ交換
修理代金:¥31,020
所要時間:約120分
まとめ今回、マフラーステーボルトが固着していた原因は、ステンレスボルトと鉄製エンジンの組み合わせによる「異種金属接触腐食」が主な要因でした。この現象は、異なる金属が接触することで発生し、通常のサビより進行が速いのが特徴です。
再発防止のため、ボルトを鉄製に変更し、スレッドコンパウンドを塗布しました。これにより、固着のリスクを大幅に低減できます。
定期的なメンテナンスは、安全な走行と車両の長寿命化に欠かせません。特に、タイヤやブレーキなどの消耗品は、定期的に状態を確認し、必要に応じて早めの交換をおすすめします。
バイクの不調や定期メンテナンスについて気になる点がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください!