こんにちは。原付市場です。
お店では毎日その日の事を日報という形で記録しています。
そのなかから、日々どんなことをしているのかご紹介します。
08/17のPIT作業
ヤマハ JOG(SA36J-814xxx)
ヤマハ JOG(SA36J)にて、
「エンジンオイルに冷却水が混ざってしまった」とのことで修理のご依頼をいただきました。
エンジンオイルを抜いたところ、乳白色に変化しており、冷却水が混入している状態でした。
原因としては大きく分けて以下の2点が考えられます。
- ウォーターポンプの不良
- シリンダーヘッドガスケット抜け
シリンダーヘッドガスケットが抜けた場合は冷却水が燃焼室へ侵入し、始動性が著しく悪化します。
今回は始動性に問題がなかったため、ウォーターポンプを点検しました。
分解すると裏側に乳化したオイルが付着しており、インペラシャフトにガタつきも確認できました。
メカニカルシールの不良が原因と判断し、ウォーターポンプASSY交換をおすすめしました。
- ウォーターポンプASSY交換
- 冷却水交換
- エンジンオイル交換
交換後はオイルの乳化もなくなり、正常な状態に回復しました。
- 修理代金:¥39,820(税込)
- 修理完了までの預かり日数:即日完了
- 実作業時間:約60分
今回のようにオイルに冷却水が混ざる症状は、この頃のヤマハ車で比較的多いトラブルです。
冷却水が減るのが早い、オイルが乳白色になっている、といった場合は早急な点検が必要です。
放置するとエンジン内部の潤滑不良を起こし、焼き付きや大きな故障につながる可能性があります。
定期的にオイルの状態や冷却水量をチェックすることで、
早めに異常を発見でき、修理費用も抑えられます。
「最近オイルの色が気になる」「冷却水が減る気がする」と感じたら、
お気軽に当店へご相談ください。早めの整備が愛車を長持ちさせるポイントです。