こんにちは。原付市場です。
お店では毎日その日の事を日報という形で記録しています。
そのなかから、日々どんなことをしているのかご紹介します。
09/03のPIT作業
ヤマハ シグナスグリファス(SEJ4J-001xxx)
ヤマハ シグナスグリファス(SEJ4J)が入庫しました。
「走行時に異音がする」とのことでご来店いただき、足回りのメンテナンスをご依頼いただきました。
お客様から「リアブレーキ付近から異音がする」との申告があり、まずは後輪側を点検しました。
明らかな異常は見当たりませんでしたが、リアブレーキキャリパーのピストンの動きが渋かったため、
清掃・グリスアップと揉み出しを行いました。
一方、フロントブレーキは状態が深刻で、ブレーキパッド残量がほぼ無く、
パッドベースがディスクに接触し、ディスクまで削ってしまっている状態でした。
そのため、ブレーキディスクとパッドの交換、キャリパーの清掃・グリスアップが必要となりました。
加えて、お客様のご要望によりリアタイヤとエンジンオイルの交換も行うことになりました。
- リアタイヤ交換(エアバルブ含む)
- リアブレーキキャリパー清掃・グリスアップ・揉み出し
- エンジンオイル交換
- フロントブレーキディスク交換
- フロントブレーキパッド交換
- フロントブレーキキャリパー清掃・グリスアップ・揉み出し
上記作業をすべて実施し、安全に走行できる状態へと復旧しました。
修理代金:¥40,920(税込)
修理完了までのお預かり日数:5営業日
実作業時間:100分
シグナスグリファスの純正ブレーキパッドは、ベース部に突起がある構造です。
そのため、完全にパッド残量がゼロにならなくても、早い段階でディスクと干渉してしまいます。
今回のようにディスクまで削ってしまうと、パッド交換だけでなくディスク交換も必要になり、
修理費用が大きくかかってしまいます。
定期的にパッド残量を点検し、早めの交換を行うことが結果的に費用を抑えるポイントです。
異音や制動力低下を感じたら、ぜひお早めにご相談ください。