こんにちは。原付市場です。
お店では毎日その日の事を日報という形で記録しています。
そのなかから、日々どんなことをしているのかご紹介します。
05/25のPIT作業
ヤマハ ビーノ(SA37J-402xxx)
症状と依頼内容ヤマハ ビーノ(SA37J)にて、エンジン始動不良や走行中にエンジンが停止してしまうといった症状が出ているとのことで、修理のご依頼をいただきました。
点検と診断入庫直後はエンジンの始動は確認できましたが、カギをONにした際の燃料ポンプ作動音が非常に弱い状態でした。しばらくするとアイドリングが低下し、エンジンが停止。
バッテリー電圧は約13Vあり、電圧不足は原因ではないため、燃料ポンプの不良と判断しました。
幸いにもこちらの車両は燃料ポンプの保証延長の対象車種であったため、メーカー保証にて無償修理が可能でした。
よくある事象であったため、交換用のポンプは在庫を常備しており、すぐに作業に取りかかることができました。

- 燃料ポンプASSY交換
- ポンプシール交換
交換後は始動性、走行性能ともに良好となり、2日間の経過観察と試乗を行ったうえで納車いたしました。
- 修理代金:メーカー保証により無償
- 修理完了までの預かり日数:1営業日
- 所要時間:40分
このような燃料ポンプの不良は、気温が高くなる時期に特に発生しやすい症状です。
SA37J型ビーノのようなインジェクション車では、ポンプの異常がそのまま始動不良や走行不良に直結します。
また、水冷エンジン車両では、気温上昇により冷却系統(ラジエーターやホース、ウォーターポンプ)にもトラブルが発生しやすくなります。
「最近エンジンのかかりが悪い」「夏場にエンストが増えた」などの症状がありましたら、早めの点検をご検討ください。