こんにちは。原付市場です。
お店では毎日その日の事を日報という形で記録しています。
そのなかから、日々どんなことをしているのかご紹介します。
09/24のPIT作業
ホンダ ジョルノ(AF70-130xxxx)
ホンダ ジョルノ(AF70)がエンジン始動できなくなったとのことで、当店にて引取・入庫いたしました。
急なトラブルのため、まずは点検を実施しました。
セルを回すとわずかに始動はするものの、スロットルを開けなければアイドリングせず、エンジンが止まりそうな状態でした。
過去の修理履歴から「カーボン噛み」が原因と予想しました。
カーボン噛みは燃焼室に溜まったカーボンが悪さをし、圧縮不良を起こす現象です。
根本的に改善するには腰上オーバーホールが必要となり、高額修理になるため、今回は薬剤を使用して吸気経路から洗浄する方法をご提案しました。
あわせて、交換時期を迎えていたプラグとエアフィルターも交換しました。
- 故障診断点検(吸気系・点火系)
- スパークプラグ交換
- エアクリーナーフィルター交換
- エンジンオイル交換(洗浄後のため)
- ワコーズRECS施工(吸気系洗浄システム)
- レッカー搬送
RECS施工後はアイドリングが安定し、ストールしそうになる症状も改善しました。
ただし、これは応急処置であり、時間の経過とともに再発する可能性がある点はご理解いただきました。
- 修理代金:¥30,470(税込)
- お預かり日数:1営業日
- 作業時間:90分
今回はカーボン噛みによる始動不良に対し、RECS施工と消耗品交換を行いました。
カーボン噛みは、燃焼時に発生した煤(カーボン)がピストンやバルブに付着し、圧縮不良を引き起こす現象です。
これによりアイドリング不良や始動困難、場合によってはエンジン停止に至ります。
予防のポイント:
・短距離走行ばかりせず、定期的にある程度の距離を走る
・定期的にプラグやエアフィルターを点検・交換する
・燃料添加剤でのクリーニングも有効
今回のように応急処置で改善する場合もありますが、根本解決にはオーバーホールが必要です。
「最近アイドリングが不安定」「加速が鈍い」と感じる場合は、早めの点検をおすすめします。
安心してお乗りいただけるよう、ぜひ当店へご相談ください。