こんにちは。原付市場です。
お店では毎日その日の事を日報という形で記録しています。
そのなかから、日々どんなことをしているのかご紹介します。
04/24のPIT作業
ヤマハ NMAX(SE86J-011xxx)
症状:始動不可点検の結果セルモーターの不良と診断済みの車両。部品が届いたので交換して症状改善しました。
外したセルモーターを確認すると、乳化したオイルがべっとり付着している。
クランク内も乳化しており、何かしらの水分が入り込んだ可能性があります。
エンジンオイルが乳化する現象は、オイルと冷却水が混ざることによって発生します。
この現象は通常、エンジンの内部で何らかの問題が発生していることを示しています。
エンジンオイルが乳化する主な原因を挙げてみます。
シリンダーヘッドガスケットの破損:シリンダーヘッドガスケットが破損すると、シリンダーと冷却水の間に漏れが生じます。これにより、オイルと冷却水が混ざり、オイルが乳化します。
シリンダーヘッドの歪み:シリンダーヘッドが歪んでいると、シリンダーヘッドガスケットの密封性が損なわれ、冷却水がシリンダーに侵入し、オイルと混ざることがあります。
エンジンブロックのクラック:エンジンブロックにクラックが入ると、冷却水とオイルが直接混ざる可能性があります。
ウォーターポンプのシール不良:ウォーターポンプにはシールが取り付けられており、このシールが劣化または破損すると、冷却水とオイルが混ざる可能性があります。
冷却システムの圧力上昇:冷却システムの圧力が異常に上昇すると、ガスケットやシールが破損し、オイルと冷却水が混ざることがあります。
短距離走行:エンジンが適切に温まらずに短距離で走行すると、コンデンセーション(結露)が発生し、これがオイルに混ざって乳化する可能性があります。
乳化したオイルはエンジンの性能を低下させるだけでなく、潤滑効果を損なうため、早急に対処する必要があります。
今回は冷却水の減りが早いわけでも無いので短距離走行におけるエンジン内部の結露が可能性としては高いです。
お乗り換えも考えているそうでしばらく様子を見て頂くことになりました。
所要時間 30分
修理代金(参考)¥14,000
乳化したオイルがべっとり クランクの中も乳化しています 新品のセルモーター 交換完了
ヤマハ アクシスZ(SED7J-002xxx)
症状:駆動系整備、消耗品交換、オイル交換全体的なメンテナンスで入庫された車両です。部品が揃い始めたのでリア足回り以外の整備をしました。
駆動系についてはベルト、ウエイトローラー、カバーエレメントの交換を実施。
エアフィルターとプラグも交換しました。3万km交換してないのでかなり劣化していました。
最後にオイル交換をして残す整備はリアの足回り作業だけとなります。(リアタイヤ、ブレーキシュー)
所要時間 70分
修理代金(参考)¥24,000
エアフィルター交換 プラグ交換。かなり劣化しています。 駆動系交換部品 ベルト比較 新品のウエイトローラー 完了 オイル交換