こんにちは。原付市場です。
お店では毎日その日の事を日報という形で記録しています。
そのなかから、日々どんなことをしているのかご紹介します。
06/10のPIT作業
ホンダ クロスカブ110(JA45-100xxxx)
バイクの詳細と依頼内容今回は、ホンダのクロスカブ110(JA45)をお預かりしました。症状としては信号待ちでのストール、始動不良、アイドリングが低い等です。
点検と診断サービスマニュアルに沿って点検を行いましたが、エラーログは記録されていませんでした。まずは圧縮、点火、燃料の基本点検を実施しました。
圧縮測定のためにプラグを外したところ、新品に交換したばかりなのにかなり黒くなっていました。圧縮は950kPa程度でした。かなりカーボンが溜まっていることが分かったため、プラグホールからエンジンコンディショナーを注入しました。すると、真っ黒な泡が出てきました。
その後、アイドリングも安定し、再度冷感時に圧縮測定を行いましたが、950kPaで変わらずでした。基準値が1350kPaのため、かなり低い数値です。カーボン噛み、もしくはピストン関連の不良が考えられますので、まずはこちらの修理を最優先で行う予定です。
点検の結果を踏まえて、推奨作業の見積もりを作成し、お客様へご案内しました。
作業内容大きな作業としては、シリンダーヘッドのオーバーホールを行う予定です。ピストンも同時に交換予定です。部品が揃いましたら、作業に着手する予定です。
まとめホンダ クロスカブ110(JA45)の修理では、カーボン噛みやピストン関連の不良が主要な問題であることが分かりました。定期的なメンテナンスとカーボン除去のための処置を行うことで、バイクの性能を維持し、トラブルを未然に防ぐことができます。お困りの際は、ぜひ当店にご相談ください。