こんにちは。原付市場です。
お店では毎日その日の事を日報という形で記録しています。
そのなかから、日々どんなことをしているのかご紹介します。
06/25のPIT作業
スズキ アドレスV50(CA44A-159xxx)
症状と依頼内容
スズキ アドレスV50(CA44A)がエンジン始動不可となり、当店にてレッカー引取を行いました。
現地確認ではセルを長めに回すことで一応始動は可能な状態でした。
現地にて確認した際、キックレバーの感触が非常に軽く、
これはエンジン内部で圧縮が不足している状態を示しています。
始動ができてしまう場合における、圧縮不良の原因は大きく分けて「カーボン噛み」または「焼き付き手前」のいずれかです。
今回はお客様が定期的にオイル交換をされており、オイル量も問題がなかったため、
焼き付きではなくカーボン噛みの可能性が高いと判断しました。
本格的にエンジン内部を分解して修理する場合、高額修理となりますが、
今回は薬剤による外部からのエンジン内部洗浄(RECS施工)を行うことで対応しました。
加えて、スパークプラグ交換、リアタイヤ交換(パンク防止を含む)、
シートカバーの張替えもご依頼いただきました。
- RECS施工(エンジン内部洗浄)
- スパークプラグ交換
- リアタイヤ交換(エアバルブ含む)
- シートカバー張替え
- レッカー搬送(8km)
- 修理代金:¥31,460(税込)
- 修理完了までの預かり日数:2営業日
- 所要時間:90分
カーボン噛みは、当店での修理事例の中ではホンダ車に多い症状ですが、
今回のようにスズキ車でも発生することがあります。
燃焼室内の汚れをためないためには、定期的なオイル交換とあわせて
フューエルワンなどの燃料添加剤を使用するのも有効です。
当店では、ワコーズ フューエルワンを1本 ¥2,200(税込)で販売中です。
原付スクーターであれば約5回分ご使用いただけますので、
気になる方はスタッフまでお気軽にお声がけください。
始動不良や異音、振動など、いつもと違う症状に気付いたら
大きなトラブルになる前に早めの点検をおすすめします。