こんにちは。原付市場です。
お店では毎日その日の事を日報という形で記録しています。
そのなかから、日々どんなことをしているのかご紹介します。
07/01のPIT作業
ホンダ ライブディオ(AF34-450xxxx)
症状と依頼内容ホンダ ライブディオ(AF34)が、突然吹き上がらなくなり走行不能となったため、当店にてお預かりいたしました。
点検と診断
エンジンの始動は可能でしたが、スロットル操作に対して全く吹き上がらない状態でした。
圧縮、点火、混合気の基本的な点検を行いましたが、いずれも異常は確認されず、排気側に注目したところ、マフラーからの排気が極端に弱いことが判明しました。
そこで、あえて排気漏れ状態を再現してみたところ正常に吹き上がるようになり、
原因がマフラー内部の詰まりであると断定できました。
加えて、以下の不具合も確認され、すべて対応いたしました。
- リアブレーキが戻らない(ブレーキカムとケーブルの固着)
- ヘッドライト3極カプラー断線
- ヘッドライトのガタつき(ユニットおよびハンドルカバーの劣化)
- スパークプラグ点検・清掃
- キャブレター分解清掃
- マフラー交換(ガスケット含む)
- ウエイトローラー交換
- エアフィルター(2種)交換
- リアブレーキカム分解清掃
- リアブレーキケーブル交換(社外品)
- ヘッドライトカプラー交換
- ヘッドライトユニット・ハンドルカバー交換
- 修理代金:¥67,870(税込)
- 修理完了までの預かり日数:5営業日
- 所要時間:190分
2サイクルエンジン搭載の原付は、マフラー内部にカーボンが蓄積しやすく、
今回のように排気不良によってエンジンの吹き上がりが著しく低下するトラブルが多く見られます。
また、古い車両では電装カプラーの劣化や、ブレーキ系統の固着といった症状も出やすいため、
気になる違和感があれば早めの点検をおすすめします。
現在、2スト車の純正部品は年々入手が難しくなっておりますが、
当店では豊富な社外部品や中古部品のルートを活かし、できる限り長くお乗りいただけるような修理プランをご提案可能です。
「古いけど気に入っている」「買い替えたくない」といった方も、ぜひ一度ご相談ください。