こんにちは。原付市場です。
お店では毎日その日の事を日報という形で記録しています。
そのなかから、日々どんなことをしているのかご紹介します。
10/07のPIT作業
ヤマハ シグナスX(SEA5J-011xxx)
症状と依頼内容
ヤマハ シグナスX(SEA5J)が「セルが回らない時がある」とのことで修理をご依頼いただきました。
スタータースイッチを何度か押すと始動できるとのことでしたので、電装系の不具合が疑われます。
入庫時には問題なくセルで始動できる状態でしたが、断続的な不具合ということで原因を点検しました。
セルが回らない原因としては、以下の要因が考えられます。
- バッテリー電圧の低下
- ブレーキスイッチの不良
- セルモーターの不良
- セルリレーの不良
- スタータースイッチの接点不良
こちらの車両は当店でバッテリーとブレーキスイッチを以前に交換済みでした。
残る原因として最も可能性が高いのはスタータースイッチの接点不良と判断。
ヤマハ車はこの部分のトラブルが比較的多く見られるため、スイッチの交換を行いました。
- 右ハンドルスイッチ交換(スタータースイッチ含む)
新しいスイッチに交換後は始動操作がスムーズになり、セルが回らない症状も解消しました。
- 修理代金:¥12,320(税込)
- お預かり日数:2営業日
- 作業時間:20分
今回はスタータースイッチ接点不良によるセル始動トラブルを修理しました。
ヤマハ車は構造上、スイッチ内部の接点に汚れや酸化が起こりやすく、長年の使用で導通不良を起こす傾向が多いです。
スタータースイッチ不良のサイン:
・ボタンを押してもセルが回らないことがある
・何度か押すと始動する
・ブレーキを握っても反応が鈍い
最近のスクーターはキックレバーが無い車種が多く、バッテリーやスイッチの不具合でエンジンがかからないケースが増えています。
バッテリーは2〜3年を目安に交換し、スタータースイッチも定期的に点検することでトラブルを防げます。
「セルの反応が悪い」「始動にムラがある」と感じたら、ぜひ早めにご相談ください。