こんにちは。原付市場です。
お店では毎日その日の事を日報という形で記録しています。
そのなかから、日々どんなことをしているのかご紹介します。
10/11のPIT作業
ホンダ ディオ(AF68-134xxxx)
症状と依頼内容
ホンダ ディオ(AF68)が走行中にエンジン停止し、再始動できなくなったとのことで修理をご依頼いただきました。
遠方からのご依頼でしたので、当日中に納車できるようスピーディーに作業を進めました。
まずバッテリー電圧を測定したところ、低下しておりセルモーターが回らない状態でした。
また、キックレバーの抵抗が軽く、圧縮不良を起こしていることが分かりました。
オイル量や交換履歴には問題がなかったため、原因はカーボン噛みと判断しました。
スロットルをわずかに開けながらキック操作を行うと始動しましたが、すぐにストールしてしまう状態でした。
今回は外部から薬剤を吸気経路へ注入し、エンジン内部のカーボンを除去する洗浄作業(RECS施工)を行いました。
- RECS施工(速効性吸気系洗浄システム)
- スパークプラグ交換(プラグキャップ含む)
- エアフィルター交換
- バッテリー交換
カーボン噛みは、燃焼バランスの乱れによってエンジン内部にカーボンが堆積し、圧縮不良や始動不良を引き起こす現象です。
プラグやエアフィルターの劣化はカーボン蓄積を早めるため、今回同時に交換を行いました。
- 修理代金:¥31,570(税込)
- お預かり日数:即日完了
- 作業時間:70分
今回はカーボン噛みによる圧縮不良を改善するため、RECS施工と消耗品交換を実施しました。
洗浄後はアイドリングも安定し、始動性・加速性能が回復しました。
カーボン噛みの主な原因:
・短距離走行が多く、エンジンが十分に温まらない
・長期間のアイドリング放置
・プラグやエアフィルターの汚れによる燃焼不良
予防のポイント:
・定期的にエンジンを高回転まで回して燃焼室をクリーンに保つ
・プラグ・フィルター類の交換を怠らない
・半年~1年に一度、吸気系洗浄を行うと効果的
カーボン噛みは放置すると再発やストールが頻繁に起きます。
「始動が重い」「加速が鈍い」と感じたら、早めの点検をおすすめします。
当店ではRECS施工をはじめ、エンジン内部の洗浄にも対応しておりますのでお気軽にご相談ください。