こんにちは。原付市場です。
お店では毎日その日の事を日報という形で記録しています。
そのなかから、日々どんなことをしているのかご紹介します。
01/10のPIT作業
スズキ アドレスV50(CA42A-133xxx)
症状と依頼内容
スズキ アドレスV50(CA42A)で、年末年始にしばらく乗らなかったところ始動しなくなったとのご相談をいただきました。
自走できないため、当店で引き取りに伺い、その場で状態を確認しています。
確認すると、キックの抵抗がほとんど感じられない状態でした。
点検と診断
現地で確認した時点では、キックの感触が非常に軽い状態でした。
ただし、連続してクランキングすると始動しかける反応が見られました。
この症状から、カーボン噛みによる圧縮不良を起こしている可能性が高いと判断しています。
あわせてバッテリー電圧も低下しており、セルは回らない状態でした。
カーボン噛みを根本的に解消するには、エンジン腰上のオーバーホールが必要になります。
ただし高額修理となるため、今回は現実的な対処方法をご提案しました。
一時的にでも始動できたことから、
ワコーズRECSによるエンジン内部洗浄と、消耗品交換で対応する方針としています。
- 故障診断・圧縮圧力測定
- エンジン内部簡易洗浄
- ワコーズ RECS施工(本格的内部洗浄)
- スパークプラグ交換
- エアフィルター交換
- エンジンオイル交換
- バッテリー交換
エアフィルターは劣化が著しく、ほぼ原形をとどめていない状態でした。
吸気状態が悪いと、カーボン噛みをさらに悪化させる原因になります。
- 修理代金:31,460円(税込)レッカー代含む
- 修理完了までの預かり日数:即日完了
- 作業時間:約110分
今回の始動不良は、カーボン噛みによる圧縮不良と、
バッテリー電圧低下が重なったことが原因でした。
インジェクション車であっても、常に完全燃焼できているわけではありません。
点火系はスパークプラグ、吸気系はエアフィルターの定期交換が重要です。
今後の予防策としては、以下を意識することをおすすめします。
- 定期的なエンジンオイル交換
- エアフィルターとプラグの状態管理
- 短距離走行ばかりにならないよう注意する
- 必要に応じて燃料添加剤を使用する
また、試乗では変速がやや鈍い印象でした。
今後は駆動系のメンテナンスも行うことで、より快適にお乗りいただけます。
「しばらく乗っていなかったらエンジンがかからない」といった症状も、
早めの点検で大きな修理を避けられるケースがあります。
気になる症状があれば、お気軽にご相談ください。





























