こんにちは。原付市場です。
お店では毎日その日の事を日報という形で記録しています。
そのなかから、日々どんなことをしているのかご紹介します。
07/29のPIT作業
ホンダ タクト(AF79-111xxxx)
症状と依頼内容レンタルバイクの増車に伴い、ホンダ タクト(AF75)の全体整備を行いました。今回は、1台が仕上がるまでの整備内容をご紹介します。
点検と診断まず整備を行う前に、以下の致命的な不良が無いか調べます。1点でも当てはまった場合はレンタルや販売には回せません。
- エンジン異音
- オイル漏れ
- まっすぐ走行できるか(フレーム、ステム、ハンドルの曲がり)
問題が無ければ、エラーログを確認し、点検と並行して消耗品交換や清掃、グリスアップなどを行います。
メインスタンドの動作が異常に硬いため、分解して点検しました。シャフトがサビと土汚れで全く動かない状態でした。
始動しにくく、スロットル全開時にマフラー詰まりのような症状が見られ、黒煙を吐いて回転数が落ちました。原因はエアフィルターの詰まりでした。
以下の整備を実施しました。
- メインスタンドシャフト錆取り、グリスアップ
- エンジンオイル交換
- エアフィルター交換
- スパークプラグ交換
- 冷却水交換
- 駆動系整備(ドライブベルト、ウエイトローラー、クラッチウエイト交換)
- 足回り整備(清掃、グリスアップ)
- スロットルボディ清掃(RECS施工含む)
- 左右グリップ交換
修理代金は個別の項目ごとに異なるため、詳細はお問い合わせください。所要時間は全体でおおよそ4時間程度でした。
まとめ今回の整備により、ホンダ タクト(AF79)はレンタルバイクとして安全に使用できる状態に仕上がりました。特にエンジンオイルや冷却水の交換、駆動系の整備は、バイクの性能と寿命を大幅に向上させます。
定期的な点検とメンテナンスは、バイクの安全性と快適さを保つために欠かせません。レンタルバイクとして多くの方に利用されるため、今後も定期的な整備を徹底して行います。
夏場は特に冷却性能が重要となりますので、定期的なチェックをお勧めします。バイクの調子が悪いと感じた場合は、早めに修理工場にご相談ください。