こんにちは。原付市場です。
お店では毎日その日の事を日報という形で記録しています。
そのなかから、日々どんなことをしているのかご紹介します。
08/17のPIT作業
ヤマハ YB125
症状と依頼内容お客様からヤマハのYB125(逆輸入車)の始動不良についての依頼をいただきました。エンジンがかからないとのことで、原因を調査します。
点検と診断まず、キーを回そうとしても回らない状態でした。15回に1回くらいはONまで回るものの、通電しませんでした。バッテリー電圧は12.50Vで、ヒューズも正常に見えましたが、念のためヒューズを交換しましたが、状況は変わりませんでした。
メインスイッチの不具合を疑い、スピードメーターを外してメインスイッチを分解している途中で通電するようになり、エンジンの始動が可能となりました。
メインスイッチ内部を確認したところ、端子に蜘蛛の巣やホコリのような汚れが付着していました。これらを清掃した結果、100%通電するようになりました。
しかし、キーが回らない問題は依然として解決しておらず、現状の鍵は純正で摩耗は見られませんが、キーシリンダー周りに鉄粉が多く付着していたため、シリンダーが損傷している可能性が高いと判断されました。
お客様と相談した結果、現状での納車となりました。
修理代金は¥11,000、所要時間は約40分です。
まとめ今回の不調の主な原因は、メインスイッチ内部の汚れにより、キーをONにしても通電しない状態であったと考えられます。清掃により通電は回復しましたが、キーシリンダー自体に損傷の可能性があり、将来的にシリンダーの交換が必要になるかもしれません。
今後、キーが回らない、またはエンジンがかからないなどの症状が再発した場合は、早めにご相談いただくことをお勧めします。