こんにちは。原付市場です。
お店では毎日その日の事を日報という形で記録しています。
そのなかから、日々どんなことをしているのかご紹介します。
12/01のPIT作業
ホンダ ズーマー(AF58-180xxxx)
症状と依頼内容
ホンダ ズーマー(AF58)の修理依頼をいただきました。
主な症状はキーを回しても通電せず、エンジンが始動しないことです。
また、リア足回りの不調とウインカースイッチの修理も承りました。
キーを回しても通電しない場合、多くはヒューズ切れが原因です。
フロントカバーを外してヒューズボックスを確認したところ、メインヒューズが切れていました。
これを交換すると問題なく始動するようになりました。
さらに、他のヒューズも念のためすべて交換しています。
バッテリーはお客様ご自身で交換されており、問題はありませんでした。
リア足回りはブレーキが引きずっており、原因はブレーキカム軸の固着でした。
タイヤ交換と併せて修理を行います。
ウインカースイッチは完全に動かず、外部から注油しても改善しませんでした。
本来はスイッチごと交換するのが理想ですが、メーカー在庫がなかったため、分解して清掃を行う必要がありました。
- ヒューズ交換
- リアタイヤ交換
- リアブレーキカム分解清掃およびグリスアップ
- ウインカースイッチ分解清掃およびグリスアップ
- ウインカーリレー交換
ウインカースイッチ内の端子は摩耗が進んでおり、古いグリスを除去し接点を磨きました。
これによりスイッチの動きは改善しましたが、点滅が遅いという症状が残りました。
ウインカーリレーの不良が確認できたため、リレーを交換して正常に動作するようになりました。
修理代金:¥28,160
所要時間:70分
今回、メインヒューズの切断原因は特定できませんでしたが、寿命の可能性が高いと考えられます。
ヒューズの切断原因には、ECUの不良、ジェネレータのトラブル、始動リレーの不調なども考えられるため、
今後も定期的な点検をお勧めします。
また、リアタイヤの交換とブレーキカムの整備により、安全性が向上しました。
ウインカースイッチの清掃およびリレー交換で正常動作が確認され、操作性も改善されています。
特にスイッチ類は経年劣化しやすいため、違和感を覚えた場合は早めの整備が必要です。
ご不明点や不調があれば、いつでもご相談ください。お客様の安全な走行をサポートいたします!