こんにちは。原付市場です。
お店では毎日その日の事を日報という形で記録しています。
そのなかから、日々どんなことをしているのかご紹介します。
01/15のPIT作業
ホンダ ズーマー(AF58-140xxxx)
症状と依頼内容朝一の始動性が悪いとのことで修理を承りました。
点検と診断点検を行ったところ、粘れば始動はできるものの、アイドリングが安定せずストールしてしまう状態でした。
お客様によると最近譲り受けた車両で、状態についての詳細は把握されていないとのことでした。
全体的な点検を行った結果、以下の問題点を発見しました。
- エアフィルターが逆に取り付けられていた
- キャブレターのバキュームホースが千切れていた
- 燃料ポンプの作動音が小さく、機能が低下している
- エンジンオイルが交換時期を過ぎている
- スパークプラグが交換時期を迎えている
始動不良とアイドリング不安定の原因として、燃料系と吸気系の両方に問題があると診断しました。
見積もりを作成し、お客様のご承認をいただいた上で作業を進めました。
作業内容以下の作業を実施しました。
- 燃料ポンプ一式交換(ホース、ストレーナー含む)
- キャブレターオーバーホール(ガスケット、ジェット、フロートバルブ交換)
- 吸気系作業(バキュームホース交換)
- スパークプラグ交換
- エンジンオイル交換
燃料ポンプは寿命を迎えており、交換後は作動音が正常化し、安定した燃料供給が可能になりました。
キャブレター内部にはゴミが溜まっていたため、徹底的に清掃し、交換が必要な部品は全て新しいものに交換しました。
なお、始動性に関係するオートチョークの交換はご予算の都合で見送りましたが、現時点で問題はありません。
最終的に、始動不良とアイドリングの不安定は解消され、車両の調子が大幅に改善しました。
修理代金:¥39,820
所要時間:120分
まとめホンダ・ズーマー(AF58)は年式により、キャブレター式とインジェクション式の2つのモデルがあります。
キャブレター式ズーマーは整備次第で長く乗ることも可能ですが、年式が古いため経年劣化によるトラブルが発生しやすいです。
これからズーマーを購入する場合は、部品供給の面でも安心な年式が新しいインジェクションモデルをお勧めします。
また、定期的なオイル交換やフィルター清掃などの基本的なメンテナンスを行うことで、車両をより長持ちさせることができます。
お困りの際は、ぜひ当店にご相談ください。