こんにちは。原付市場です。
お店では毎日その日の事を日報という形で記録しています。
そのなかから、日々どんなことをしているのかご紹介します。
05/06のPIT作業
ヤマハ YZF R125(海外モデル)
症状と依頼内容今回は、ヤマハ YZF-R125(海外モデル)の全体的なメンテナンスをご依頼いただきました。
5年ほど乗っていなかったとのことですが、定期的にバッテリーの充電やエンジンの始動は行っていたそうです。
長期間の保管により、各部に経年劣化が見られたため、可能な限りの整備を実施しました。
点検と診断点検の結果、以下の不具合・交換推奨箇所が確認されました。
- フロントブレーキが全く効かない:マスターシリンダー内のブレーキフルードがゼリー状に劣化しており、清掃と液交換を実施。
- 燃料ポンプの不良:炎天下に晒されると機能停止する症状があり、ポンプ内部の部品のみ強化ポンプ(カメレオンファクトリー製)へ交換。
- 前後タイヤ:硬化とひび割れがあり交換時期。
- バッテリー:電圧が低く、始動に支障が出ていたため新品交換。
- エンジンオイル:劣化しており、オイルフィルターごと交換。
- 冷却水:汚れと劣化が見られたため交換。
- スパークプラグ:消耗が進んでいたため交換。
海外モデルであり部品の調達や構造が異なる部分もありますが、お客様のご要望に応じて国内で対応可能な範囲で丁寧に整備しました。
- 燃料ポンプ部分交換(カメレオンファクトリー製)
- フロントマスターシリンダー内清掃
- フロント・リアブレーキフルード交換
- エンジンオイル+フィルター交換
- 前後タイヤ交換
- バッテリー交換
- スパークプラグ交換
- 冷却水交換
- 修理代金:¥108,790(税込)
- 修理完了までの預かり日数:10営業日
- 所要時間:300分

今回整備したヤマハ YZF-R125は海外モデルということもあり、部品の調達や対応に難しさがある車両ですが、お客様の強いご希望により可能な限りの整備を実施いたしました。
特に燃料ポンプについては純正ASSYの入手が難しかったため、内部ポンプのみを強化タイプにて対応することで症状を改善しました。
長期保管していた車両でも、適切な点検と整備を行えば、再び快適に走行できる状態へ復活させることが可能です。
「しばらく乗っていないけどまた走らせたい」「海外モデルだけど整備してもらえるか不安」などのお悩みがあれば、ぜひ当店にご相談ください。