こんにちは。原付市場です。
お店では毎日その日の事を日報という形で記録しています。
そのなかから、日々どんなことをしているのかご紹介します。
06/14のPIT作業
スズキ レッツ4(CA45A-311xxx)
症状と依頼内容
スズキ レッツ4(CA45A)が「始動直後にフルスロットルになってしまう」とのことで、
非常に危険な状態とのご申告を受け、当店にてレッカー引取を行いました。
引取時にもご申告の症状が確認できました。
店舗で詳細に点検を行った結果、スロットルケーブルが引っ張られたまま固着しており、
アクセルが戻らないことが原因と判明しました。
この状態では、エンジン始動と同時に意図せずフルスロットルになり、大変危険です。
原因箇所は「スロットルケーブル」「スロットルグリップ」「スロットルボディ」のいずれかに絞られ、
安全のため3点すべての整備・交換を行う方針となりました。
また、以下の不具合も確認されました。
- 前後タイヤ交換時期(今回は予算の都合でリアタイヤは見送り)
- オイル劣化
- スピードメーター不動(ケーブル切れ)
- 左ブレーキレバーの曲がり
- 左ブレーキスイッチの接点不良
- スロットルケーブル交換
- スロットルグリップ交換
- スロットルボディ清掃
- スピードメーターケーブル交換
- フロントタイヤ交換(エアバルブ・ダストシール含む)
- 左ブレーキレバー交換
- 左ブレーキスイッチ交換
- エンジンオイル交換
- 15kmレッカー搬送
- 点検整備(メットイン・ホイール脱着含む)
- 修理代金:¥48,620(税込)(レッカー費用含む)
- 修理完了までの預かり日数:4営業日
- 所要時間:150分
今回は始動時にスロットルが戻らないという重大な不具合でしたが、
原因を明確に特定し、安全に走行できる状態へ修理を実施いたしました。
スロットルの戻りが悪い、アクセル操作に違和感があるといった症状は、
思わぬ事故につながる可能性もあるため、早急な対応が必要です。
今回のご依頼は遠方からでしたが、当店ではレッカー引取・点検・修理を一貫して承っております。
気になる症状がある方は、早めのご相談をおすすめします。